ソニー、約半分に小型/薄型化したビデオカメラ用DVDライター

-DV/アナログ入力も備え、DVや8mmテープもDVD化可能


VRD-MC6

8月10日発売

標準価格:オープンプライス

 ソニーは、ビデオカメラ用のDVDライター新モデル「VRD-MC6」を8月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。本体カラーはピアノブラック仕上げ。

 USB入力端子と各種カードスロットを備え、ビデオカメラで撮影した映像をDVDにライティングできる。SD解像度のDVDビデオに加え、ハイビジョン映像にも対応しており、AVCHDディスクとして書き出せる。なお、ダウンコンバート機能は備えていないので、AVCHD形式で録画した映像をSD解像度のDVDビデオ形式で書き出すことはできない。アナログ映像/音声入力やDV入力も備えるのが特徴で、DVテープや8mmテープに撮った映像もDVD化できる。

 2007年8月に発売した「VRD-MC5」の後継機種で、基本的な機能は同じだが、新しいDVDドライブを搭載することで容積比約59%減の大幅な小型化を実現。MC5の222.5×193×65mm(縦×横×厚さ)、1.5kgから、MC6では156×144×52mm(同)、660gまで小型/軽量化されている。一方で、液晶ディスプレイは2.5型から2.7型に大型化された。

 

左が従来モデルの「VRD-MC5」書き出したいシーンを選び、赤いボタンを押せばDVD作成がスタートする

 書き込み対応メディアはDVD±R/RW、DVD+R DL。ただし、DVD+R DLはアナログとDV入力時のみ利用できる。AVCHDディスクの作成は、ソニーのXR、CXシリーズ、UX20、TG5に対応。UX20で作成した8cmDVDから12cmDVDのAVCHDディスクは作成できない。また、HDVカメラのHDV入力には対応しておらず、カメラ側でDV変換してからDV入力に接続するか、アナログ接続によるSD解像度でのダビングのみとなる。

 MC5との違いは、アナログ入力端子の中からS映像端子が省かれたこと。入力端子はUSB、DV、コンポジット、アナログ音声を各1系統備える。また、メモリーカードスロットからはCFを省略。メモリースティックDuo、メモリースティック、SDカード、xDピクチャーカードが読み込める。

 

メモリーカードスロット部。CFが省かれたアナログ入力、DV入力、USB入力も備えている

 ケーブルやメモリカードを接続し、液晶ディスプレイに表示されたシーンのサムネイルから必要な物を選び、ボタンを押すだけでDVD作成がスタート。撮影日を選択してのダビングや、ビデオカメラ側で作成したプレイリスト通りにDVD化することも可能。ただし、AVCHDディスクはプレビューできない。また、出力端子はないためテレビなどに表示することもできない。

 メモリーカードから読み込んだ静止画をDVDメディアに書き込むことも可能。本体内蔵の音楽を合わせ、静止画のスライドショームービーとしてDVDビデオ化できる。


(2009年 7月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]