パナソニック、72Mbps/ALL-Intra対応一眼「DMC-GH3」

編集向けの高画質動画。防塵防滴。有機EL EVF搭載


ミラーレス一眼「DMC-GH3」

 パナソニックは、マイクロフォーサーズマウントのミラーレス一眼「DMC-GH3」を12月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディ単体が13万円前後、レンズキットとして、標準ズーム「H-VS014140(14-140mm F4.0-5.8)」が付属する「GH3H」が19万円前後、標準ズーム「H-HS12035(12-35mm F2.8)」が付属する「GH3A」が22万円前後。

 キットレンズの名称は「H-VS014140」が「LUMIX G VARIO HD 14-140mm /F4.0-5.8 ASPH./ MEGA O.I.S.」。H-HS12035が「LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./ POWER O.I.S.」。いずれも光学式手ぶれ補正機能を備えている。

 同社ミラーレスのハイスペックモデルと位置付けられており、撮像素子には4/3型、有効1,605万画素、総画素数1,720万画素のLive MOSセンサーを搭載。ISO感度は200~12,800まで利用でき、拡張で125や25,600まで利用できる。

 ローパスフィルタを新設計し、センサーの解像力を引き出しながら、モアレも低減。画像処理エンジンのヴィーナスエンジンは、画像のエッジと平坦部を見分け、最適なノイズリダクションを施すという「3DNR」や、明暗部のノイズ量を見分けて処理を施す「マルチプロセスNR」などの機能を備えている。


レンズを外したところシャッターボタンとモードダイヤル部分SDカードスロットを備えている

 ショートフィルムなど、編集を前提とした高画質な動画撮影能力を備えているのが特徴。H.264で、フルHDの72Mbps(ALL-Intra)、50Mbps(IPB)といった、高ビットレートの動画がMOV形式で記録できる。センサー出力は秒間30コマで、ALL-Intraはイントラフレームのみを使ったモード。音声も非圧縮リニアPCMで収録できる。

 具体的には、1080/60p/50Mbps/センサー出力秒間60コマ/IPB、1080/30p/72Mbps/センサー出力秒間30コマ/ALL-Intra、1080/30p/50Mbps/センサー出力秒間30コマ/IPB、1080/24p/72Mbps/センサー出力秒間24コマ/ALL-Intra、1080/24p/50Mbps/センサー出力秒間24コマ/IPB、720/60p/72Mbps/センサー出力秒間60コマ/ALL-Intraが選択可能。

 MP4でも撮影でき、1080/30p/20Mbps/センサー出力秒間30コマ、720/30p/10Mbps/センサー出力秒間30コマ、VGA 480/30p/4Mbps/センサー出力秒間30コマを用意。

 さらに、AVCHD Progressiveの1080/60p/28Mbps/センサー出力秒間60コマや、AVCHDの1080/60i/17Mbps/センサー出力秒間60コマ、1080/60i/24Mbps/センサー出力秒間30コマ、1080/24p/24Mbps/センサー出力秒間24コマでの撮影も可能。また、スロー/クイック動画も撮影でき、従来の「80%スロー」、「160%/200%/300%クイック」に加え、「40%/48%スロー」撮影もできるようになった。

 音声面では、ステレオミニのマイク入力、ヘッドフォン出力も可能。HDMI出力も備えており、アイコンなどを画面に出さず、映像をそのままスルー出力し、外部レコーダなどで録画するためのHDMIモニタリングスルー機能も装備。レックラン・フリーラン、ドロップフレーム・ノンドロップフレームに対応したSMPTEタイムコード記録にも対応する。

HDMI出力も装備背面は3型、61.4万画素有機ELディスプレイ動画撮影モードを選択しているところ
モニタはフリーアングル仕様GH2(右)とのサイズ比較

 なお、オプション品として、バッテリーグリップ「DMW-BGGH3」(オープン/実売3万円前後)、フラッシュライト「DMW-FL360L」(同3万円前後)、ステレオガンマイク「DMW-MS2」(同35,000円前後)も発売する。フラッシュライトには、ビデオ撮影用ライトも備えている。いずれも本体と同時発売。

縦位置グリップも用意している分解写真
オプションのフラッシュには、ビデオ用ライトも搭載している

 上位モデルとして堅牢性も重視。マグネシウム合金の筺体を採用し、各部をシーリング。防塵防滴構造としている。

 コントラストAFも強化しており、センサー/レンズ制御を240fps駆動化し、動作を高速化。視野率約100%の全表示エリアでフォーカスポイントの設定が可能なフルエリアフォーカシング、AF中に画面を拡大し、細かいピント位置の設定が可能な「ピンポイントAF」、ファインダーを覗いた瞬間から即座に合焦を行なう「アイセンサーAF」などの機能を装備。

 背面に3型、61.4万画素の有機ELディスプレイを搭載。174.4万画素の有機ELビューファインダーも搭載する。

 静止画の連写は、1,600万画素時で6コマ/秒。電子シャッターで20コマ/秒(400万画素時)の高速連写も可能。高速連写時はカメラ内の連写シーケンス処理を改善し、RAW+JPEG設定時で18コマの連続撮影を可能にしている。

 IEEE 802.11b/g/nの無線LAN機能も備え、専用アプリをインストールしたスマートフォンなどと連携が可能。スマートフォンをリモコンのように使ってカメラを制御したり、GPSジオタグの追加、撮影データの自動転送バックアップも可能。家庭内LANに接続し、撮影した動画や静止画を対応テレビに転送する事もできる。

 外形寸法は132.9×82×93.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみで約470g、バッテリとメモリーカードを含めて約550g。記録メディアはSD/SDHC/SDXC。付属のバッテリーパックと、キットレンズの12-35mmを使った場合の撮影可能枚数は約540枚、AVCHD動画の実撮影可能時間は約120分。

 付属ソフトは「PHOTOfunSTUDIO 8.5 PE」、「SILKYPIX Developer Studio 3.1 SE」、「Super LoiLoscope 体験版」。

製品説明会の会場には、未発売の新作レンズ2本のモックアップも参考展示された

(2012年 10月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]