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GoPro、4K/無線LAN対応「HERO 3」を5日発売。最上位機は2バージョン

ブラックエディション

 タジマモーターコーポレーション GoPro NIPPON事業部は、アクションカメラの「GoPro HERO3」を国内で12月5日より順次発売する。11月の「Inter BEE 2012」で発表されていたが、ラインナップやオプション品の詳細などが明らかになった。

 3つのエディションを用意し、価格は4K記録対応の最上位版「ブラックエディション」(CHDHX-301-JP)が39,900円で、同社が認定したGoPro SHOPのみの限定販売。同エディションには、「アドベンチャー」(CHDHX-301-JP)と「サーフ」(CHDSX-301-JP)の2種類を用意し、付属マウントが異なる。なお、「サーフ」のみ2013年1月下旬の発売となる。

 このほか、4Kには対応せず、CMOSや付属品などが異なる「シルバーエディション」(CHDHN-301-JP)が31,500円、「ホワイトエディション」(CHDHE-301-JP)が21,000円。なお、従来のHERO2も併売され、「モータースポーツエディション」(CHDMH-002)が31,498円。

ハウジングを外したところ

 3機種共通の特徴は、従来はオプション扱いだった無線LANを内蔵したこと。無線LANとアプリを使って、スマートフォン/タブレットをカメラのモニタとして利用できるほか、リモートコントロールも可能となっている。また、本体は従来モデルに比べ30%薄型化/25%軽量化した。

 最上位ブラックの特徴は撮影モードの豊富さと高画質が特徴。3,840×2,160ドット/15fpsの4K動画や、1,920×1,080ドット/60p、1,280×720ドット/120fps、WVGA/240fpsなどの撮影に対応。音声はAACモノラルでオートゲインコントロールに対応。ステレオミニのマイク入力も備える。1080/30pなどの動画撮影中に静止画を記録することもできる。0.5/1/2/5/10/30/60秒のタイムラプスや、3/5/10秒の連写、1,200万画素写真を3/5/10/30fpsで撮影するフォトバーストに対応。

 撮像素子は1,200万画素のCMOS。裏面照射型ではないが、レンズ性能やCMOSセンサー、映像処理の改善により暗所撮影能力を2倍(シルバー/ホワイトエディションとの比較)に向上させたという。画像処理プロセッサはシルバー/ホワイトエディションに比べ2倍の性能を持つとしている。レンズは非球面/6枚構成。動画の形式は従来と同じMPEG-4 AVC/H.264。記録メディアは新たにmicroSDカード(最大64GB)を採用した。

 付属のハウジングを使って60m防水に対応。ハウジングは従来レンズ部が球面状だったが、フラットな形状とした。また、ロックも付いており、撮影中などに開かないようになっている。マイクロUSBや、HDMIマイクロ出力も備える。モニタは従来と同様に搭載せず、別売オプション(9,975円/2013年1月下旬発売)を利用するか、スマートフォンとの無線LAN接続で画角を確認できる。50台までのカメラを同時コントロールできる「Wi-Fiリモート」もセットに付属する。

 バッテリも小型化し、容量は1,050mAh。連続約2時間(HERO2は2.5時間)の利用ができる。本体表面仕上げなどデザインも従来に比べ高級感を持たせている。そのほかの付属品は、クイックリリースバックル、Jフックバックル、ベースマウント(平面/曲面用各1)、3方向ピボットアーム、ロッキングプラグ。

 シルバー/ホワイトエディションは、ブラックに比べCMOSセンサーや画像処理プロセッサが異なるほか、撮影モードは4KやフルHD/60pなどには対応しない。付属品も異なり、Wi-Fiリモートが付属しないほか、ホワイトは付属品がハウジング、クイックリリースバックル、ベースマウント(平面/曲面用各1)、ロッキングプラグのみのシンプルな構成となり、低価格化している。

 新しいオプション品として「ネイキッドフレーム」(5,775円/発売時期未定)を用意。上下側面だけを覆った簡易ケースで、防水などが必要ない場合に気軽に使えるようになっている。その他にも、吸盤付きマウントの「サクションカップマウント」(4,200円)や、「サイドマウント」(1,575円)、「Wi-Fiリモートチャージケーブル」(3,150円)、「HDMIケーブル」(3,150円)、「3.5mm MIC アダプター」(2,625円)などを1月下旬に発売する。

ブラックエディション
シルバーエディション
ホワイトエディション

(中林暁)