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ハウジングにタッチで操作できる新BT/NFC/NCヘッドフォン「Parrot Zik 2.0」。6色展開

 仏Parrotは、ヘッドフォンシリーズ「Parrot Zik」の新モデルとして、Bluetooth/ノイズキャンセリング機能に対応した「Parrot Zik 2.0」を11月19日に発売する。予約受付は11月12日より開始。価格は44,900円。カラーはブラック、ホワイト、モカ、ブルー、オレンジ、イエローの6色展開となる。

Parrot Zik 2.0のモカモデル。左は専用アプリを入れたスマートフォン

 前モデルと同様、フランス人デザイナーのフィリップ・スタルク氏が手がけたヘッドフォン。Bluetoothに対応しており、NFCもサポート。ケーブルで有線接続して、普通のヘッドフォンとして使うこともできる。

ブラック
ホワイト
モカ
ブルー
オレンジ
イエロー

 アクティブノイズキャンセリング機能も搭載し、「フライト」、「エコ」、「ノーマル」の3モードを備える。フライトモードは有線接続向けで、18時間の使用が可能。「エコ」では有線接続で立体音響が利用でき、7時間の使用が可能。「ノーマル」はBluetooth接続、立体音響が全て利用可能で、バッテリ持続時間は6時間。バッテリは内蔵のリチウムイオン充電池(830mAh)を使用し、USB経由で充電する。

 ノイズキャンセリングのために8個のマイクを搭載。その内6個は周囲の雑音を遮断に活用。最新のアルゴリズムを用いて、雑音と逆位相の音波を発生させ、最大30dBまでのノイズリダクションができるという。アルゴリズムには、周囲の雑音が再侵入している部分に対して、ヘッドフォンからのアイソレーションを補正する特許技術の 「ストリートモード」も含まれている。

 4つのマイクを活用し、クリアな通話も実現。周囲の雑音を最小限に抑え、こちらの声を相手に聞き取りやすく届けられるとする。また、通話時の低周波帯域を効果的に検知・送信するため、右側のイヤーパッドのクッションに骨伝導センサーを搭載、あごの骨の振動をとらえ、風の強い環境でもクリアな音質を実現したという。

 右ハウジングの表面にはタッチパネルを採用。指を垂直方向に動かすことで、音量を調整したり、水平方向にスワイプすると前後の曲にスキップ、タップで一時停止するといった直観的な操作が可能。電話もタップで受話ができ、音声読み上げ機能で、発信者の名前を音声でヘッドフォンが教えてくれる。ヘッドフォンの装着状態を認識する機能も備え、外して首にかけると音楽が一時停止、頭に戻すと音楽が再開される。

 iOS/Android向けに専用アプリ「Parrot Zik 2.0」も用意。Windows向けのアプリも近日対応するという。アプリでは、音楽に合わせてヘッドフォンのチューニングが可能。リビングやコンサートホール、ジャズクラブなど、様々な空間の音響を再現する「パロット・コンサートホール」エフェクトや、イコライザが利用可能。他のユーザーが作成・共有したプリセットをダウンロードする事もできる。

連携するヘッドフォンのカラーに合わせ、アプリの背景色も変化する
ハウジングは平らにする事も可能

 聴いている音楽のタイプに合わせ、最適なプリセットを自動選択してくれる「 スマート・オーディオ・チューニング」も利用可能。アプリの背景画面は、使っているヘッドフォンのカラーと自動的に同期する。

 なお、新モデルのデザインについて、フィリップ・スタルク氏は、「マイナスとプラス。減少と増加。人の産物のプラスの側面は常に、ミニマム志向を追求し、自然の模倣となる。物質を減らすことで、人間らしさが増す。創造を抑えることで、得られるものがある。それが、Zik 2.0。より洗練され、丸みを帯び、繊細に。Zik 2.0は、私たちの一部となり、私たちの音となり、孤高の存在となる」とコメントしている。

開封動画(英語)

(山崎健太郎)