気になるグッズを衝動買い |
総集編:2001年 独断と偏見の買い物ランキング 「歳末助け合い」ジャンク品プレゼント付き |
■2001年の買い物を振り返る
あう、小寺氏が「Electric Zooma! 総集編」なんて言い出すから、自分もやることになってしまったじゃないですか。めんどくさ……嘘です。ええ、よろこんでやらせてもらいますよ、「アイテム道総集編」!
2001年の「アイテム道」は44回。ということは、扱ったアイテムは44製品。むむ、こう振り返ると結構買いまくってますね。中には使えるブツ、使えないブツもありましたが、今回はカテゴリーごとに分けて「独断と偏見」で1位から3位までのランキングで振り返ってみたいと思います。
■ポータブルシリコンプレーヤー編
シリコンメモリカードの大容量化も進み、メディアの手ごろ感も出てきた2001年、シリコンプレーヤーも結構な数の新製品が発売されました。アイテム道では個人的に欲しいと思った製品に手を出しておりますが、中でも特に気に入ったランキングがこちら。
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1位:松下「SV-SD80」 |
正直迷いましたが、1位は松下「SV-SD80」に超決定! 握りこぶしに隠れるコンパクト性と、AACの音質、そして充電池で10時間の再生が出来る省電力が素晴らしいです。ただ、ただね、セキュア化の手間が面倒です……。
2位にはアイ・オー「HyperHyde Exrouge」をば。コンパクト性では「SV-SD80」に少々劣るものの、ネックストラップで使用するのが最適なコンパクト性がよろしい。そして、漢字表示に対応している液晶部が付いているのが決め手でありますよ。
で、3位は、シリコンではないんですが、番外ということでHDDプレーヤーのフォーカル「Jukebox 6000」。最近アップル「iPod」が何かと話題ですが、HDDプレーヤーの便利さを感じさせてくれる製品でした。
■圧縮フォーマット対応CDプレーヤー編
今年は「RioVolt(SP100)」の発売で圧縮フォーマット対応CDプレーヤーの市場が拡大しました。製品も多く発売され、アイテム道でも多くのブツを購入してまいりました(中にはとんでもないのもありましたが……)。で、その結果はというと、まずはランキングをご参照ください。
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1位:ソニックブルー 「RioVolt SP250」 |
ということで、自分ランキングのトップはソニックブルーの「RioVolt SP250」。なんと言っても漢字表示対応の液晶付きリモコンが使いやすいです。漢字表示に対応しないばかりに面倒なID3タグの編集作業をしたりしていましたが、これなら何も考えずにCDを焼けるよ~。そうそう、パケットライティングに対応しているのもポイント。本体の設定も結構マニアックにカスタマイズできるし、FMチューナも内蔵。おまけにWMA再生にも対応している万能プレーヤーだと思います。
2位のアイワ「XP-Z3」は、8cm専用プレーヤーとして初めて液晶付きリモコンを装備したプレーヤー。8cm専用プレーヤーは登場時にコンパクト性を強調していたとはいえ、実際の製品はさほどコンパクトな印象はなく、リモコンも装備していなかったので使い勝手もそれほど高くなかったのです。が、この製品はかなりコンパクトになり、液晶付きリモコンも装備。これまでの不満を解消してくれました。
3位のTDK「MOJO」は、液晶リモコンこそ装備していないものの、本体の液晶表示部が秀逸。フォルダ単位での曲管理が大変やりやすいのです。現在は漢字表示対応の液晶を持つモデルも出ているので、据え置きメインの方には特にオススメ。
■DVDプレーヤー編
DVDプレーヤーも今年躍進した機器。一気に低価格化が進行して、多くのモデルが発売されました。低価格モデルの基本機能は各社とも似たようなものなので、デザイン、機能で差別化をはかるメーカーも出てきて、そんな製品をアイテム道でも扱っております。で、ランキングはこちら。
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1位:ZENIX「Z-2000」 |
1位のZENIX「Z-2000」は、まあ、とにかく高機能なプレーヤーでした。SVCD、MP3が再生できたりするのはうれしいのだけれども、「テトリス」まで出来てしまうのは「いいのか?」と思ってしまいます。いや、ユーザーとしてはうれしいのですがね。残念ながらモデルチェンジしてしまい、現在は入手不能。ううむ、惜しいプレーヤーをなくしたものだ。
2位のサイバーリンク「PowerDVD XP Pro」は、サウンド関連の機能が充実したPC用ソフトDVDプレーヤー。なんといってもDTSをソフト側でデコードしてくれるのがうれしいです。プレーヤーの機能も使いやすいのですが、いかんせん自分の環境ではなぜがコマ落ちが……。この問題はまだ解決しておりません。原因なんなの?
3位はソニー「DVP-F21」。こちらは機能としてはいわゆる「低価格プレーヤー」の基本を押さえたまっとうなプレーヤーなのだけれども、ディスク部に半透明の窓を設けて、再生中に回っているディスクを確認できるのがミソ。スロットイン機構と小型設計で場所を取らないところもよろしいです。
■TVキャプチャカード編
DVDの普及とともに注目され始めたのが、MPEG-2録画が可能なTVキャプチャカード。カノープス「MTV1000」の記事には多くのアクセスがあり、「MPEG-2テレビキャプチャ元年」となったような感があります。そんな雰囲気に飲まれてアイテム道でもこのジャンルを扱っております。といっても3製品ですがね。ランキングはこのようにさせていただきました。
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1位:NEC「SmatVision Pro3」 |
1、2位の「SmartVision」は、番組予約システム「ADAMS-EPG」の使い勝手を高く評価してのことです。「Pro2」にはS端子もついていなかったけれども、「Pro3」には「3次元Y/C分離回路」を搭載して高画質化。
で、「WinDVR」ですが、iEPG予約がどうも性に合わないのであります。いや、チューナの感度も良好で、なかなかよろしい製品なのですが、「ADAMS-EPG」に慣れてしまうとページ移動の重さが……。
■5.1chスピーカーセット編
今年前半にはDVDの普及に合わせて2万円代で入手可能な低価格5.1chセットが登場。アイテム道でも扱いましたとも。ええ、お金のない自分にはぴったりではないですか! が、価格に対して機能、音質ともになかなかよろしい製品ばかりでありました。
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1位:オンキヨー 「GXW5.1」 |
1位のオンキヨー「GXW5.1」は、実売2万円台と低価格ながら、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTSデコーダを搭載したシステム。しかも他の2つにはないワイヤレスリモコンまで付いていて、価格を考えれば高機能なシステムであります。
2位のヤマハ「TSS-1」は、ワイヤレスリモコンもついていないし、ドルビープロロジックIIも搭載していないけれども、実売で2万円台前半と「GXW5.1」よりもさらに低価格。それでいて5.1ch分のスピーカーとドルビーデジタル、DTSデコーダを搭載しているのだから文句は言えません。まあ、リモコンがついていないので少々使い勝手が劣るのは確かですが。
で、3位のクリエイティブ「Inspire」ですが、これはデコーダを搭載しないものの、さらにお安く、実売で1万円台後半。PCに5.1ch出力がある環境に、低価格でシステムを構築できるのがよろしいです。音質もそんなに悪くはないし。
■5.1chセット以外のスピーカー編
アイテム道では自分の好み(というか居住環境の現われ)として、5.1chセット以外は「省スペース」なスピーカーを多く扱ってきたように思います。フラットが多かったかな? で、「俺さまランキング」はこうなっております。
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1位:TDK「SP-NX701」 |
1位はTDK「SP-NX701」。フラットパネルスピーカーなのだけれども、18,000円程度という価格と、フラットパネルという形状からは想像が出来なかった音の良さにびっくり。すいません、ナメてました。
2位にはダイマジック「beat Shock」を押しましょう。「ファイナルファンタジーX公式スピーカー」として話題になりましたが、要するに2chでサラウンド感を得られるバーチャルサラウンドシステム。さすがに頭の後ろまで音は回りませんでしたが、十分にサラウンド感が得られました。
で、3位がケンウッド「OPM-A3」。これは1ユニットでステレオ感が得られるという新技術を使った製品でありました。確かにステレオ感は得られます。びっくりです。新技術の勝利です。しかし、音質が少々……ラジカセみたいだったんですわ。ま、そういうことで……。
■ヘッドフォン編
深夜のリスニングや、通勤/通学のお供に欠かせないのがヘッドフォン。身近な製品だけに、製品もいろいろありますが、アイテム道ではいわゆる「ほかとは違う」製品を扱ってまいりました。ランキングはその「違う機能」を気に入ったかどうか? で決めております。
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1位:プリンストン「xdream」 |
1位はプリンストン「xdream」。これまでのアナログ伝送ではなく、デジタルで伝送するワイヤレスヘッドフォンであります。これが凄い。ノイズはほとんどなく、ワイヤレスだから取り回しは快適そのもの。おまけにUSBオーディオデバイスとしても機能するので、職場用ヘッドフォンとして活躍中であります。
2位はノイズキャンセリングイヤフォン、ソニー「MDR-NC10」。ノイズキャンセリングの効果は高いのだけれども、耳に押し込む耳栓型で、密着度が高いため骨振動を拾ってしまうのが慣れませんでした。
3位は松下の「RP-HS900」は、振動子を振動させて低音を振動で表現するステレオイヤフォン。なかなか面白いんですが、言ってみれば面白いのはそれだけ。しばらくすると新鮮味がなくなってしまいましたとさ。
■学習リモコン編
リモコンはAV機器を使うときの必需品。けれども、機器が増えるたびにリモコンも多くなり、5つも6つも管理するのは大変。そこで便利なのが学習リモコンなのです。……って、似たようなこと記事中にも書いてますが、まあ、実際便利なブツがありました。ということで、ランキングはこちら。
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1位:ソニー「RM-VL700U」 |
1位はソニー「RM-VL700U」で文句無く決定。実際、普段の生活で一番使ってる学習リモコンですから。この記事を書いた後にもう1台購入して、座椅子脇用のメインと、ベッド用のサブ、計2台使ってます。切り替え可能な機器数は5つだし、ボタン数は他の学習リモコンに比べると少ないのですが、基本操作関連のボタンはすべて装備しているし、ボタン数が少ないため簡便に使えます。高機能型もいいけれど、これが一番使いやすいですね。
2位は高機能型の液晶タッチパネル式学習リモコン、ビクター「RM-A2500」。機能は多彩なのですが、いかんせん片手で持つのがつらいサイズがネックに。画面表示もちょっと馴染めませんでした。
3位の「リモコンコン」は、持ち歩くPDAにリモコン機能が付く、というアイディアが良かったです。自分の場合、機器と視聴位置が近いので、受信範囲の狭さもさほど気にはなりませんでした。が、やはりリモコンとしてはイマイチだったかと。
■歳末助合いジャンクプレゼント
ということで、44アイテムもの製品を扱う内に、部屋にも編集部にもブツが溢れて置き場所の確保も難しくなってきました。断腸の思いではありますが、比較的使用頻度の低いブツを処分(……じゃなくて)皆さんにプレゼントいたします。ラインナップはこちら。まあ、助けると思ってご応募お願いいたします。