楽曲/映画情報認識技術の「LASSO」がBlu-rayにも対応
-Macrovision提供。ユーザーの投稿データも利用可能に
3月5日発表
米Macrovisionは5日、音楽CD/DVDビデオなどのデジタルメディアコンテンツ認識技術「LASSO」の最新バージョンを発表した。家電メーカーなどに向けて、SDKを含むソリューションが既に提供可能だという。
LASSOは、オーディオ/ビデオ機器において、CD/DVDなどの楽曲や映画の情報を認識するためのソリューション。今回提供されるバージョンでは、新たにBlu-ray Discの認識に対応した。
また、アクセス機能が大幅に拡張され、データの追加が従来の専門エディタ以外に、世界中の一般ユーザーからも可能となった点が特徴。ユーザーは今まで以上に幅広いデータにアクセスしつつ、最も自分の趣向に合ったコンテンツを手軽に楽しめるようになるとしている。
インターネット接続型機器向けのLASSOでは、リンク機能によりアーティストのプロフィールやアルバムのレビューなどへアクセス可能。また、ユーザー側からDVD情報を送信することもできる。そのほか、家電メーカーは、ユーザーから提供されたデータやメディア認識リクエストに基づいて、これらのデータをスタンドアロン型の機器向けにローカライズすることも可能。
Macrovisionが保有するAMGのデータベースには1,300万曲以上の楽曲や、40万以上の映画の情報が格納。提供されるLASSOのSDKにおいて、これらのデータにアクセス可能となっている。
(2009年 3月 5日)
[AV Watch編集部 中林暁]