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ソニー、HDR強化の4K SXRDプロジェクタ「VW550ES」。HLG対応予定で10月欧州発売

 ソニーは、「IFA 2016」において、4K SXRDプロジェクタの新モデル「VPL-VW550ES」を発表。欧州では10月に発売し、価格は9,999ユーロ。カラーはブラックとプレミアムホワイトの2種類を用意する。HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応し、「シアター専用部屋向け4K高画質モデル」と位置づける。

VPL-VW550ES(プレミアムホワイト)

 独自の4Kネイティブ(4,096×2,160ドット)の反射型液晶パネル「4K SXRD」を搭載し、HDMI 2.0準拠の4K/60p映像信号に対応。HDMI端子の1と2はいずれも著作権保護のHDCP 2.2をサポートする。

 従来モデルVPL-VW515と同様にHDR(4K/24p/10bit)信号入力に対応するほか、新たに4K/60p/10bitもサポートした。さらに、放送向けHDRとしてHybrid Log Gamma(HLG)にもアップデートで対応するのが特徴。

 4K UHD Blu-ray再生に最適化した「データベース型超解像処理LSI(リアリティクリエーション)」を搭載。同機能には新たに「Mastered in 4K」モードも追加した。

 輝度は最高1,800ルーメン。動的絞りのアドバンストアイリス3を搭載し、VW515を上回る35万:1というダイナミックコントラストを実現(VW515は30万:1)した。オートキャリブレーション機能も備え、色バランスのズレを自動で補正可能。

 レンズシフトは上85%、下80%、左右は±31%。3Dにも対応し、共通規格の「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」に準拠した無線方式3Dを採用する。なお、3Dメガネは別売。ゲーム用の低遅延モードも搭載。ランプ寿命は約6,000時間。外形寸法は496×464×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14kg。

背面