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カセットテープ発売50周年、日立マクセルが'70年代の人気モデル「UD」デザイン復刻

 日立マクセルは、1972年に発売したカセットテープ「UD」のデザインを復刻した製品を11月25日に数量限定販売する。1966年にマクセルが国内で初めてカセットテープを製品化してから50周年を記念した製品。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10分テープの「UD C10」が290円、46分の「UD C46」が340円、60分の「UD C60」が390円、90分の「UD C90」が440円。合計6万個限定となる。

「UD」のデザインを復刻したカセットテープ、60分の「UD C60」

 復刻されたのは1970年代の人気モデル「UD」シリーズ。なお、復刻されたのはデザインのみで、テープとしては現行のURグレード相当だという。

 UDデザイン復刻の背景について日立マクセルは、「近年、LPレコードとともにアナログ音源のよさが見直されている。カセットテープで新曲をリリースするアーティストの増加や車載用などカセットデッキの発売といった動きに加え、カセットテープを使ったことがない若い世代が新たな文化として関心を持つなど、再び注目を集めている」と説明。

 その上で、「当時の製品の再現性を高めるためにブラックハーフ採用や日本製にこだわり、カセットテープになじみ深い世代にはノスタルジーを、若い世代には新鮮さが感じられる製品として発売する」という。