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Apple TVやiPhone/iPadに新テレビアプリ「TV」。米国で12月提供

 米Appleは27日(米国時間)、Apple TV(第4世代)やiPhone、iPad用の新テレビアプリ「TV」を発表した。米国では12月に提供開始される。

 TVは、1つのアプリで、複数のアプリのテレビ番組や映画を発見、視聴可能にするもの。[Watch Now]では、視聴者がiTunesやアプリで視聴できるテレビ番組や映画のコレクションをチェックでき、[次はこちら]、[Recommended]から観たいものを選んで再生できる。

 [次はこちら]は、視聴中のコンテンツや、最近iTunesでレンタル/購入したテレビ番組、映画を、ユーザーの視聴しそうな可能性の高い順序で表示。例えば、あるエピソードを観終わり、次のエピソードが視聴可能な場合、そのエピソードをこのセクションの一番上に表示。ユーザーはSiriに頼んですぐに次の番組を観ることができる。[Recommended]は、Appleのキュレーターが選んだコレクションから、オススメの映画や番組を提案する機能。

 iTunesで購入/レンタルしたコンテンツを視聴できる[ライブラリ]、最新リリースなどをチェックできる[Store]などの機能も提供する。

 また、SiriのApple TV向け新機能として、利用する複数のアプリから、生放送のニュースやスポーツチャンネルのチャンネルを選べる「Live Tune-In」に対応。例えば、Apple TVで生放送中のニュースやスポーツイベントに簡単にチャンネルを合わせることができるという。Siriが複数のアプリ間でライブのスポーツイベントを認識するようになったため、「スタンフォード大の試合を見せて」や、「今やっている試合は?」といった頼み方ができる。また、「CBS Newsを見せて」のようにアプリケーションの名前を言うだけで、アプリ内で操作をせずに、生放送に直接チャンネルを合わせることができる。

 また、米国のユーザーは、シングルサインオンを使って有料テレビ放送アプリを楽しめるようになります。12月以降、DIRECTV、DISH Networkなどの視聴契約があれば、Apple TV、iPhone、iPadで1回サインインするだけで、各サービスのログイン画面を介さずに、それぞれのアプリにすぐにアクセスできる。