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DXアンテナ、4K/8K放送前に受信検証できるレベルチェッカー/信号発生機

 DXアンテナは、4K/8K放送の信号レベル・品質を測定できるレベルチェッカー「LC60WS」と、信号発生機「SG1WS」を11月20日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はレベルチェッカー単体が7万円前後。信号発生機とのセットが11万円前後。3月の発表当初、「10月発売予定」と予告していたもの。

4K/8K対応レベルチェッカー「LC60WS」

 現在のテレビ放送波は右旋円偏波を用いているが、2018年に実用放送が予定されている4K/8K放送では、新たな周波数の左旋円偏波を使用する。DXアンテナでは、従来のレベルチェッカーでは測定できない4K/8K放送の伝送帯域まで対応する「LC60WS」を製品化。信号発生機「SG1WS」と同時発売する。

信号発生機「SG1WS」

 従来の同社製品「LC50W」の、地デジ/BS/110度CSのレベル・信号品質測定機能に加え、新たにBS左旋/110度CS左旋帯域(2,224〜3,224MHz)も測定可能。受信レベルが適切なレベル(望ましい受信レベル)になると、音と画面表示(GOOD表示)で通知する。レベル・信号品質の同時測定機能を備えるが、BS/110度CSの左旋円偏波には非対応。LC60WSからBS/CSアンテナやブースター内蔵アンテナへの電源供給が行なえる。付属のmicroSDカードに測定データを保存して、パソコン用「楽々集計ソフト」でデータ確認や集計、報告書を作成できる。

 LC60WSとSG1WSを組み合わせると、4K/8K実用放送開始前に、新築/改修物件に導入した4K/8K受信システムの検証が可能。SG1WSから出力(スイープ)される全チャンネルの信号レベルをLC60WSが自動で追従測定し、一覧表示が可能。チャンネルは任意選択でき、出力も1dBステップで50〜100dBμVの範囲で可変設定できる。4K/8Kの周波数帯(2,224〜3,224MHz)の基準信号をSG1WSから発生させ、LC60WSで受信システムの機器・同軸ケーブルの伝送損失を測定、結果を表示できる。

LC60WSとSG1WSの利用イメージ