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TVシリーズから12年、3部作で映画化「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」

 2005年にテレビ放送されたアニメ「交響詩篇エウレカセブン」が、劇場版3部作「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」として映画化。すべての始まりとなる「ファースト・サマー・オブ・ラブ」が初めて映像化されるほか、「作品も大きくエボリューション(進化、発展)。すべてのセリフを再構築し、新作映像と再撮影された新たな映像で構成。ストーリーも誰も知らない新たな結末に向かって進んでいく」という。第1弾は2017年に公開予定。

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション ティザービジュアル
(C)2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

 2005年に放送された「交響詩篇エウレカセブン」は、少年レントンが、ヒロイン・エウレカと出会い、世界を知る旅に出る物語。アニメファンから大きな支持を集め、2009年には劇場版「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」が公開。公開館数6館のスタートながら、興行収入1億円のヒットを記録。2012 年には続編「エウレカセブンAO」も放送され、これまでにBlu-rayとDVDはシリーズ累計85万本を出荷している。

 新たな劇場3部作「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の縦軸は、主人公レントンとヒロイン・エウレカの物語。そのすべては10年前に世界を揺るがせた大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」に端を発する。

 映画では、テレビアニメシリーズで何度か言及されながらも、正面からは描かれなかった「ファースト・サマー・オブ・ラブ」を遂に映像化。さらに、セリフを再構成し、新作映像も交えた新たな作品として進化・発展していくという。17日には、特報映像第1弾とティザービジュアルも公開された。

(C)2017 BONES/Project EUREKA MOVIE
(C)2017 BONES/Project EUREKA MOVIE
(C)2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

 シリーズを再起動させるため、総監督・京田知己、脚本・佐藤大、キャラクターデザイン・吉田健一のオリジナル・スタッフが12年ぶりに集結。「リメイクでもリミックスでもない、12年のキャリアを積んだ3人が、新たな構想に基づいて取り組むまだ誰も観たことがない新しい“エウレカ”が今年始まる」という。

総監督・京田知己、脚本・佐藤大、キャラクターデザイン・吉田健一のオリジナル・スタッフが12年ぶりに集結

 テレビシリーズではサブタイトルに度々「アクペリエンス」という単語が登場したが、これは、ドイツのテクノユニット・Hardfloorの曲名として有名な造語。「ハイエボリューション」では、Hardfloorより新曲「Acperience 7(アクペリエンス・7)」が提供され、「音楽面もエボリューションする」という。

総監督:京田知己

 作りながら「この作品は本当に愛されてるのだな」と思うことが何度もありました。

 それに応えるべく、出来る限りの嘘を排除して、再びみなさんに愛していただけるようなものをお届けできたら……と思います。

脚本:佐藤大

 僕らにとって『エウレカセブン』は懐かしめる作品ではありません。

 だからこそ、かつての『エウレカセブン』に影響を受けたという人たちを裏切らない、そして今のお客さんにとっても新鮮な新しい『エウレカセブン』を作りたいと思っています。

キャラクターデザイン:吉田健一

 TV『交響詩篇エウレカセブン』の時は、世の中に挑戦するつもりでデザインをしていました。アニメキャラクターの絵柄の幅を広げたいという企みがあったのです。

 今回、10年を経て『エウレカセブン』で作り上げた絵柄を世の中に再び送り出すことは意味のあることだろうと考えています。

予告動画