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AKの新たな最高峰プレーヤー「A&ultima SP1000」。AK4497EQ 2基で3,499ドル

 アユートは、iriver Astell&Kernブランドの新たなフラッグシップとなるハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」(AK-SP1000)を発表。Stainless Steelモデル(SS)と、Copperモデル(CP)を用意し、Stainless Steelのグローバルプライスは3,499米ドルを予定している。Copperモデルは未定。日本での発売日と価格も未定となっている。

A&ultima SP1000 Stainless Steelモデル

 Astell&Kern初の試みとして、“世界最高峰のハイエンドポータブルプレーヤー”をコンセプトとしたプロダクトライン「A&ultima」を設定。その名称を製品名に冠した、新フラッグシップモデルとなる。「現在Astell&Kernの持てる技術を全て投入。一からの再設計を実施した」という。

 旭化成エレクトロニクスの最新DACチップ「AK4497EQ」をデュアル構成で搭載し、DSD256(11.2MHz)、384kHz/32bit(Float/Integer)のネイティブ再生に対応。超低ジッターの200Fsを実現するVCOXクロックや、高出力化しながら低歪み/低ノイズを実現した回路設計を採用した。さらに、オクタコアCPUにより、「一切の妥協を排したデジタルオーディオ再生処理と、優れた応答パフォーマンスを実現する」という。

 ヘッドフォン端子は、2.5mm/4極バランスと、ステレオミニ(光デジタル兼用)の2系統。拡張ユニット用のバランス出力端子も備える。出力レベルはアンバランスが2.2Vrms、バランスが3.9Vrms(負荷無し)。SN比(1kHz)は120dB(アンバランス)/122dB(バランス)。THD+N(1kHz)は0.0005%(アンバランス)/0.0008%(バランス)。

 5型/720×1,280ドットでベゼルレス設計のディスプレイと、新開発のマルチファンクション・ホイールキーで操作する新しいGUIや、USB 3.0(Type-C)の高速データ転送に対応。ボリューム調整は151ステップ。ボリュームダイヤルのほか、物理キーで再生/一時停止、早送り、巻き戻しが可能。タッチセンサーも備える。

側面にボリュームダイヤルを備える

 約2時間の充電で、最大約12時間の連続再生(FLAC 96kHz/24bitのローゲイン設定、音量50%再生時)が可能な高速充電に対応する。バッテリ容量は3,700mAh。

 USB DAC機能も備え、44.1kHz~384kHz、16/24/32bitや、DSD 2.8/5.6MHzまでサポートする。無線LAN(IEEE 802.11 b/g/n 2.4GHz)も搭載し、DLNAネットワーク機能「AK Connect」にも対応。Bluetooth 4.1に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCP、高音質コーデックのaptX HDにも対応する。

 外形寸法は約132×75.8×16.2mm(縦×横×厚さ)、重量はStainless steelが約386g、Copperが約387g。

背面
USB Type-C端子を装備