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Apple Watch次期OS「watchOS 4」は秋公開。音楽の自動同期強化、ルームランナー連携
2017年6月6日 14:21
米Appleは現地時間の5日、Apple Watchで採用しているwatchOSの次期バージョン「watchOS 4」のプレビューを発表した。ミュージックアプリを刷新し、よく聴く楽曲を自動的にスマホなどからApple Watchへ同期、よりパーソナルに音楽が楽しめるようになるという。一般向けには今秋に無償提供予定。
Siriの文字盤を採用しており、ユーザが一日を通して必要な情報を先読みして表示。手首を上げると、ディスプレイの情報がダイナミックに更新される。更新内容はその日の時刻と毎日の日課に基づいているほか、アクティビティ、アラーム、呼吸、カレンダー、マップ、リマインダー、Walletなどのアプリからの関連データ、Apple Watch向けの新しいApple Newsアプリの見出しとも連動する。
ミュージックアプリも刷新。「ヘビロテ」、「フェイバリット・ミックス」、「チル・ミックス」、「ニューミュージック・プレイリスト」が、Apple Watchに自動的に同期されるようになる。なお、My Favorites MixとMy New Music Mixの利用には、Apple Musicへの登録が必要。
スポーツ用アクティビティアプリも、より賢いコーチングを提供するようになる。目標達成に向け、個人に合わせて励ましてくれ、成果がさらに長続きするようになるという。
毎朝、目標の達成に近づくとパーソナライズされた通知が受けられ、前日のアクティビティレベルに達するにはどうすればよいかも提案。一日の終わりに向け、アクティビティリングを完成させるには、どれだけの距離を今日中に歩けばよいかも教えてくれる。個々のユーザに合わせて設定された、月間チャレンジの目標を受け取ることも可能。
ワークアウトアプリには、プールでのスイミング用向けの自動設定と、高強度インターバルトレーニング向けの新しいモーションと心拍数のアルゴリズムを搭載。連続ワークアウトやトライアスロン向けのトレーニングを行なうユーザは、watchOS 4で複数のワークアウトを組み合わせて全体的なカロリーと時間の測定値を把握できる。
GymKitを使い、Life FitnessやTechnogymなどのメーカーの、ルームランナーやインドアバイク、ステッパーなどと、Apple Watchのペアリングに対応。カロリー、距離、速度、登った階数、傾斜、ペースなどを同期できる。
文字盤のデザインも強化。トイ・ストーリーの文字盤には、ウッディ、ジェシー、バズ・ライトイヤーなど、Pixarの人気キャラクターたちが登場。万華鏡の文字盤では、静止画が変化していくパターンが楽しめる。再生中の音楽とApple Newsを確認する事も可能。
watchOS 4では、Apple Payにも対応。個人間決済の支払いと受け取りをすばやく簡単に、安全に行なえるという。決済はメッセージ内で行なうか、Siriが利用可能。支払いを受けると、新機能のApple Pay Cashの口座に入金され、その残高を使ってほかの人に瞬時に送金したり、店舗やアプリケーション内でApple Payを使って買い物をしたり、銀行口座に振り替える事も可能。ただし、この機能は米国内で、iPhone SE、iPhone 6以降、iPad Pro、iPad第5世代、iPad Air 2、iPad mini 3以降およびApple Watchのみの対応となる。
夏に向けて、バンドの新色も発表。カラフルなスポーツバンド(5,800円)、鮮やかなイエローのクラシックバックル(15,800円)、Nike Air Vapormax Flyknit 'Day to Night'コレクションとマッチしたカラー(5,800円)などをオプションとして用意。レインボーのストライプをあしらったプライドエディションウーブンナイロン(5,800円)もリリースする。