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パナソニック、手ブレ補正を強化したワイプ撮りフルHDビデオカメラ「W585M」

 パナソニックは、手ブレ補正機能を強化し、ワイプ撮りもできるフルHDビデオカメラ「HC-W585M」を8月10日より発売する。内蔵メモリは64GBで、従来モデルのW580Mの2倍に増やした。最大128GBのSDXCカードも利用可能。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後。カラーはホワイト、ブラウン、ピンクの3色。

HC-W585M

 撮像素子は1/5.8型のMOSで、動画撮影時の有効画素数は220万画素(手ブレ補正スタンダード、傾き補正OFF時)。レンズは光学50倍ズームで、35mm判換算の焦点距離は、動画撮影時で28~1,740mm(16:9、手ブレ補正スタンダード、傾き補正OFF時)。F値はF1.8~4.2。高速・高精度で合焦し、被写体の動きに遅れずに追従する「HDハイプレシジョンAF」や、超解像技術を用いた90倍のiAズームを備える。

 光学式の手ブレ補正機能は5軸ハイブリッド補正に対応し、さらに「手振れロック」機能が進化。従来機種(HC-W580M)から補正アルゴリズムを見直したほか、今までは手振れロックボタンを押し続けることで手ブレ補正の効果を強くしていたが、カメラ側で手ブレ補正が必要なシーンを自動判定するようになった。補正範囲を広げて精度も向上したことで、望遠ズーム時に発生しやすい手ブレをさらに軽減するという。

 液晶モニタ部に1/5型MOSセンサーと、焦点距離30.6mm(35mm判換算)でF2.8のレンズのサブカメラを搭載。ビデオカメラの撮影動画に子画面として同時記録する「ワイプ撮り」が行なえる。

 IEEE 802.11b/g/nの無線LANを備え、本体とワイヤレス連携したスマートフォンのカメラ映像を子画面にする「ワイヤレス ワイプ撮り」も可能。さらに2画面をワイプ表示できる「子画面ツイン表示」にも対応する。接続できるスマホは最大3台で、子画面として使うカメラを選んで切り替え可能。スマホに無料のiOS/Android用アプリ「Panasonic Image App」をインストールする必要がある。なお、子画面1つの場合は、同社の既存のビデオカメラやウェアラブルカメラも利用でき、同社サイトで対応機種を案内している。

 AVCHD規格で最高1080/60pの撮影ができ、最高レートは28Mbps。MP4/iFrameでの撮影も可能。映像の明暗差を補正して自然な明るさで撮れる「HDR動画モード」を備え、HDRボタンをワンタッチして設定可能。傾き補正も備える。

 3型/約46万画素の液晶モニタを搭載。撮影動画のネット配信や、スマホをライブビューリモコンとして使うことも可能。外形寸法は60×129×62mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約266g。