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英Missionスピーカーをオンキヨー&パイオニアが販売。“仮想同軸”のフロア型など

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、 イギリスのスピーカーブランド・Mission(ミッション)の国内販売権を取得。手頃な価格で“繊細かつ躍動感のあるサウンド”が楽しめるという2ウェイスピーカー「LXシリーズ」3機種を10月中旬より発売する。ラインナップと価格は、ブックシェルフ型「LX-2」が38,000円(ペア)、フロア型「LX-4」が58,000円(1台)、センタースピーカー「LX-C」が28,000円。カラーはいずれもウォールナット、ブラックの2色を用意する。

LXシリーズ。左からLX-2、LX-4、LX-Cのウォールナット

 Missionは1975年に英ケンブリッジで創業。手頃な価格帯で高品位な音質を楽しめる家庭用スピーカーの開発を目指しており、ウーファの下にツイータを配置し、音像イメージを最適化する「インバーテッド・ジオメトリー方式」のスピーカーなどで、特にヨーロッパのオーディオマーケットで知られる。

 「LXシリーズ」3機種はすべて2ウェイ構成で、ネオジウムマグネットを採用した25mmマイクロファイバードームツィータを搭載。ウーファは、理想的な繊維配合による硬く内部損失に優れたコーンや、強力なフェライトマグネットを採用しており、ブックシェルフ型のLX-2は130mm径ユニット1基、フロア型のLX-4は165mm径×2基、センタースピーカー LX-Cは100mm径×2基を搭載する。インピーダンスはすべて6Ω。

LXシリーズのブラック。左からLX-2、LX-4、LX-C

 LX-2は、上記の「インバーテッド・ジオメトリー方式」により、人の耳の高さに各ユニットからの距離を一致させ、 ネットワークで位相を補正するタイムアライメントの原理を採用している。LX-4は、2つのウーファの間にツィータを配する仮想同軸方式で「音の濁りや歪みを低減する」という。

 キャビネットはLX-2/4がバスレフ式、LX-Cは密閉型。剛性を確保し、不要振動の排除のためにCAD分析や実験・試聴を繰り返して補強。最適なキャビネット設計で「クリアで繊細な音」を追求している。バナナプラグ対応のスピーカーターミナルを備え、グリルネットが付属。LX-4のみスパイクも同梱する。

 LX-2の周波数特性は60Hz~30kHz、出力音圧レベルは86.5dB/W(1m)。クロスオーバー周波数は2.8kHz。外形寸法/重量は191×250×305mm(幅×奥行き×高さ)/5.2kg。

 LX-4の周波数特性は40Hz~30kHz、出力音圧レベルは90dB/W(1m)。クロスオーバー周波数は2.2kHz。外形寸法/重量は214×300×975mm(同)/25.5kg。

 LX-Cの周波数特性は80Hz~30kHz、出力音圧レベルは87.5dB/W(1m)。クロスオーバー周波数は2.1kHz。外形寸法/重量は400×200×160mm(同)/5.8kg。