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新型PlayStation VRが10月14日発売。HDRパススルー対応、ケーブル一体化など使い勝手向上
2017年10月2日 16:35
ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパン(SIEJA)は、PlayStation VRの新モデル「CUH-ZVR2」を、10月14日に発売する。PlayStation Cameraとセットで、価格は44,980円。プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応するほか、使い勝手を向上させるために機構の一部が見直されている。
さらに、新モデル「CUH-ZVR2」の発売にあわせて、日本国内で取扱店舗をこれまでの394店舗から913店舗に拡大する。具体的な店舗やECサイトは、PS VR公式サイトの「販売店情報」に掲載される。
なお、同社は9月の「2017 PlayStation Press Conference in Japan」において、10月14日からPS VRを49,980円から44,980円に5,000円値下げすると発表しているが、値下げして改めて発売されるPS VRが、今回発表された新モデル「CUH-ZVR2」となる。旧モデルの「CUH-ZVR1」は、単品版、PS Camera同梱版のどちらも既に出荷完了となっている。
新モデルの進化ポイント
従来のPS VRは、付属のプロセッサーユニットがHDRのパススルーに対応していなかったが、新モデル「CUH-ZVR2」では可能になった。これにより、PS VRのヘッドセットの電源がOFFの状態で、PS4の映像をテレビで楽しむ場合に、PS4とテレビの間にあるプロセッサーユニットを取り外さなくて済むようになった。
さらに、VRヘッドセット後部にステレオヘッドフォン端子を新たに配置。同梱するイヤフォンをそこに接続でき、ケーブル配線をVRヘッドセットに一体化できる。
VRヘッドセットとプロセッサーユニットを繋ぐケーブルも、よりスリムな一本のケーブルに集約。ユーザビリティが向上している。
それ以外の主な仕様は、従来モデルを踏襲する。ディスプレイは5.7型の有機ELで、 解像度は1,920×1,080ドット、左右の目それぞれに960×1,080ドットの映像を表示する。リフレッシュレートは120Hz、90Hz。視野角は約100度。
6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)を搭載。プロセッサーユニットには、3Dオーディオプロセッシング、ソーシャルスクリーン(ミラーリングモード/セパレートモード)、シネマティックモードといった機能を備えている。
外形寸法はVRヘッドセットが約187×277×185mm(幅×奥行き×高さ/最大突起部除く/ヘッドバンド長さ最短)。ケーブルを省いた重量は約600g。プロセッサーユニットのサイズは約150×114×39mm(同)で、重量は約300g。