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薄型コンデンサで使いやすくした、Raspberry Pi用新DAC基板「Terra-Berry DAC 2+」

 ブライトーンは、Raspberry Piに接続できるDAC基板「Terra-Berry DAC2」を、より使いやすくしたマイナーチェンジモデル「Terra-Berry DAC 2+」を発売した。価格は26,500円。

DAC基板「Terra-Berry DAC 2+」をケースに格納したところ

 旭化成エレクトロニクスの「AK4490」を採用しており、PCMは768kHz/32bit、DSDは11.2MHzまで対応するDAC基板。マイナーチェンジポイントは、CPUヒートシンク付きRaspberry Pi、およびAVIOT製ケース「CASE 01」の銅製シールド取付に対応するため、半田面のコンデンサを薄型(POSCAP)に変更した事。

「Terra-Berry DAC 2+」

 さらに、DC5Vのディスプレイなどの周辺機器に電源を供給できるようになった。I2C OELD Switch用ポートも追加している。その他の電気的な仕様はTerra-Berry DAC2と互換性があり、シリアルポートと+5V端子はコネクタが実装されていない。

 Raspberry Piコネクタと接続し、I2Sで伝送する。なお、I2S信号でDoPで再生する場合は、DSD 2.8MHzまでの対応となる。また、Linuxドライバーソフト(ALSA)の関係でRaspberry PiからTerra-Berry DACへ出力される信号は、PCMが192KHz、DSDは2.8MHzまでとなる。

 ただし、旭化成エレクトロニクスのSRC(Sample Rate Converter)を使い、PCMは768kHzまで、DSDは11.2MHzまでアップサンプリングして再生できる。

 アナログ部では、高音質オペアンプを±2電源で駆動し、高音質コンデンサを採用。バランス出力、アンバランス出力を装備。4層基板を採用し、専用GND層を使うことで、超低ノイズ設計となっている。Raspberry Piへの電源は、DAC電源と完全に分離。ノイズの侵入を防止している。