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オンキヨー、「Onkyo AI」で音楽や対話が楽しめる首掛け端末

 オンキヨーは、米ラスベガスで9日(現地時間)から開催されるCES 2018において、独自の「Onkyo AI」により声で音楽を再生したり対話も可能なスマートウェアラブル「VC-NX01(仮称)」を参考出品する。発売時期や導入地域、価格については「検討中」としている。

VC-NX01(仮称)

 通常のヘッドフォンのように耳穴を塞がない、ネックバンド状のデザイン。首元センサーを備え、身につけて話すだけで自動的にONになる。

 Sound Houndの対話型音声対応知能「HOUNDIFY」をベースにした音声アシスタント「Onkyo AI」を搭載し、「どこでも快適に音楽再生やAIとの対話を楽しめる」とする。

 イヤフォンなどは無く、ネックバンドから直接音が出る。音を耳元に集中させて音声アシスタントの声を聞き取りやすくし、「周囲の喧騒に関わらず音楽を快適に楽しめ、かつ周囲の音も聞こえる」としている。

利用イメージ

 アシスタントの音声を好みの声から選んで設定できる「Onkyo Voice」を利用可能。東芝デジタルソリューションズのコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声合成技術と、オンキヨーの音声入出力に関する技術を組み合わせて開発した。

 音声による複数キーワードでの絞り込み検索が可能で、質問を繰り返すことで、探したい答えに近づけるという。また、時間や位置、ユーザー特性を組み合わせ、「シーンに合わせたおすすめアプリと自動連動して、さまざまなサービスを提供する」という。今後、さらに機能追加を予定している。