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ローランド、iPhoneでクールな画面分割演奏動画が作れるアプリ。ゲーム気分でドラム練習

 ローランドは、iPhone/iPadだけで、画面分割を使ったクールな演奏動画を撮影できるアプリ「4XCAMERA」(フォーエックスカメラ)と、同社の電子ドラム「Vドラム」ユーザー向けに、ゲーム感覚でドラムの練習ができるパソコン用アプリ「Melodics for V-Drums」を、1月8日に配信した。どちらも無料でダウンロードできる。

4XCAMERAアプリのイメージ

クールな演奏動画を撮影できるアプリ「4XCAMERA」

 アマチュア・ミュージシャンの発表の場として、自分の演奏動画をスマートフォンで撮影して、YouTubeやSNSに投稿する人が増えている。一方で、画面分割など、より本格的な動画を撮影する場合は、別途ビデオ編集ソフトなどを使う必要がある。

 アプリの「4XCAMERA」は、iPhone/iPadだけで、手軽にクールな演奏動画を作成できるというもの。1人で複数の楽器を演奏して多重録画したり、遠く離れたバンド仲間同士で演奏動画を撮って合成するなど、マルチ画面の演奏動画を手軽に作れるのが特徴。

Roland 4XCAMERA: Easily Create Split Screen Music Video Performances

 使い方は、1つ目の演奏をiPhone/iPadで録画し、アプリ上に保存。それを聴きながら重ね撮りし、公開したい動画をお好みの画面レイアウトに割り当てるというもの。画面比率はInstagramなどのSNSに適したスクエア(1:1)と、YouTube投稿用の16:9が選べ、画面比率ごとに10パターンの画面レイアウトを用意する。

撮影した動画をレイアウトしていく

 なお、無料アプリでは2画面までの分割となり、画面上に「Roland」ロゴが表示される。480円のアプリ内課金を行ないアップグレードする事で、最大4画面まで分割可能になり、ロゴも消える。

 アプリから、iPhoneやiPad内の曲にアクセスでき、原曲をガイド・トラックとしてヘッドフォンで聴きながら、演奏したり、歌ったりできる。動画には自分の演奏のみ録音される。

 自分で撮影した動画だけでなく、例えば、ドラムなどガイドとなる動画を撮影し、その動画をクラウドに保存したりメールで送るなどして、バンドのメンバーとシェア。各メンバーは、動画の曲をイヤフォンで聴きながら、自分のiPhoneやiPadで演奏動画を録画、すべてのメンバーの動画をアプリ内のアルバムに保存し、好みのレイアウトに整え、ミュージック・ビデオを作ることもできる。

ゲーム感覚でドラム練習ができる「Melodics for V-Drums」

 DJなどで人気のフィンガードラム(ボタンを指で叩いて演奏するドラム)の練習ソフト「Melodics」を手がけるMelodicsと、ローランドのVドラム・シリーズがコラボしたアプリが「Melodics for V-Drums」。Windows 7以降、Mac OS X以降に対応する。

Melodics for V-Drums

 好みのジャンルや、自身の演奏技術に合わせて曲を選び、画面の表示に合わせて演奏すると、タイミングのずれを視覚的に確認しながら、練習できるというアプリ。演奏終了後には得点と評価が表示され、ゲーム感覚で楽しみながらドラム演奏が上達するという。

 パソコンにインストールし、「Vドラム」の音源とUSBケーブルで接続して利用可能。アプリ内には40曲の練習曲を内蔵する。また、Melodicsの有料会員になると、合計100以上の楽曲で練習でき、さらに、今後毎週追加される新曲での演奏も楽しめる。

ゲーム感覚で楽しみながらドラム演奏
演奏終了後には得点と評価が表示される