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4K解像度の180度VR動画が撮影できる「Lenovo Mirage Camera」

 Lenovoは、4K解像度の180度VR動画が撮影できるカメラ「Mirage Camera」を5月11日に発売する。想定売価は35,800円前後。

4K解像度の180度VR動画が撮影できるカメラ「Mirage Camera」

 同日には、スタンドアロンで利用できるVR用HMDとして、Google Daydreamに対応した「Mirage Solo」も国内で発表した。5月11日発売で、想定売価は51,200円前後。このMirage Soloについては、別記事で紹介する。

左から「Lenovo Mirage Camera」、「Mirage Solo」

Mirage Camera

 正面にデュアル魚眼カメラを搭載し、前方の上下左右180度を撮影できるVRカメラ。3,840×2,160ドットの4K解像度で動画を撮影でき、Google PhotoやYouTubeなどにアップロード。Mirage Soloなどを使い、VR動画や静止画が楽しめる。

「Lenovo Mirage Camera」

 Googleが提案する、VR動画の新形式「VR180」に対応。360度動画のような全方位ではなく、前方向の180度のみを撮影/視聴可能にするもので、クリエイターは撮影者などが映り込むことなく、通常のカメラと同じようなセッティングで撮影が行なえる。

 操作が簡単で、初心者でも利用しやすく、一般的な動画編集ツールで編集できるという特徴もある。3Dビデオ撮影にも対応するフォーマットで、「180度の3Dであるため、360度の2D撮影より解像感が向上し、よりリアルなVR体験ができる」とする。CardboardやDaydream、PlayStation VRにも最適化されている。

 Mirage Cameraでは、前方の上下左右180度空間を撮影できる。前述の通り、撮影者本人が写り込みにくく、目の前の景色などを気軽にVR用として撮影できるのが特徴。

上部にシャッターボタンとファンクションボタンなどを用意

 センサーは1,300万画素×2基。天面にファンクションボタンとシャッターボタンを装備する。手ブレ補正機能として、IMUセンサーを搭載。ジャイロセンサー、加速度センサーで構成されており、撮影者の手ブレや被写体の動きを検出して保存。そのモーションデータを活用しながら、ソフトウェアのEISプロセッシングで、映像から手ブレの要素を排除する、電子式の6軸手ブレ補正となっている。

 背面にモニタは無く、スマホ/タブレットのアプリから、カメラがとらえている映像を確認できる。また、撮影した静止画/動画をアプリへと転送可能。Google PhotoやYouTubeにアップロードし、Mirage Soloなどで視聴できる。また、記録メディアとして128GBまでのmicroSDに対応しているので、撮影したmicroSDを、Mirage SoloのmicroSDカードスロットに入れて再生するといった使い方もできる。

 さらに、アプリを介してVR映像のライブ配信にも対応する。

背面にモニタは無く、スマホ/タブレットのアプリから、カメラがとらえている映像を確認できる

 カメラにはCPUとして、Snapdragon 626を搭載。メモリは2GB。microSDカードスロットに加え、16GBのストレージメモリも内蔵する。6DoFに対応。IEEE 802.11b/g/n/acと、Bluetoothもサポート。

 外形寸法は105×22×55mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約139g。バッテリは2,200mAhで、2時間の使用が可能。予備の1個を含む2個のバッテリを同梱する。底部に三脚穴も備えている。

底部に三脚穴も用意する