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東芝、iPhoneで“声の分身”がしゃべる「コエステーション」アプリ
2018年4月17日 13:37
東芝デジタルソリューションズは17日、自分の声をデータ化し、音声合成でしゃべらせる無料のiOSアプリ「コエステーション」を提供開始した。対応機種は、iOS 10以降を搭載したiPhone 5s以降で、iPhone付属の純正イヤフォンマイクとの組み合わせを推奨している。
東芝コミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声合成技術を活用して「声」を収集・蓄積・提供するプラットフォーム「コエステーション」をiOSアプリで利用できるようにしたもの。Androidには対応していない。
アプリでいくつかのセリフを読み上げるだけで声の特徴を学習し、声の分身「コエ」が生成される。入力したテキストの読み上げや、SNS(LINE、Facebook、Twitter)の音声投稿が可能。また、コエの診断ゲーム「Dr.Coeのコエ診断」やコエのスタンプ「コエダシテコー!」などを利用できる。
主な機能は下記の通り。
- 「コエ」をつくる
いくつかのセリフを読み上げるだけで声の特徴を学習、声の分身「コエ」を生成
読み上げ用のセリフは、最短10文・5分程度から、「コエ」の生成は、約15~20分程度 - 「コエ」で読み上げる
入力したテキストを自分の「コエ」で読み上げ
年齢や明るさなど、「コエ」を自由に変えられる
SNS(LINE、Facebook、Twitter)に音声投稿してシェア - 「コエ」を育てる
セリフを読み込んでユーザーに近い「コエ」を作成可能
10文の「レベル1」から200文の「レベル5」まで5段階 - 「コエ」で遊ぶ
Dr.Coeのコエ診断:データ化したコエを診断
コエダシテコー! :「もう一つください」などのセリフをユーザーの「コエ」で連呼できる
今後は、メディアコンテンツ業界向けに協業しているクリーク・アンド・リバーをはじめとする多様な業種・業態との共創をすすめ、自分の「コエ」に加え、タレントや声優などさまざまな「コエ」をあらゆる場面でセキュアかつ自由に使える新しい音声文化の醸成を目指すとしている。