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UHD BD再生や2.35:1シネスコ対応「PowerDVD 18 Ultra」

 サイバーリンクは、4K HDRやUltra HD Blu-ray(UHD BD)、360度VR映像などに対応する再生ソフト「PowerDVD 18 Ultra」を17日に発売した。ダウンロード版の価格は10,926円、アップグレード版は9,074円。また、UHD BD再生を省いた「PowerDVD 18 Pro」は6,667円。BD非対応など機能を限定した「PowerDVD 18 Standard」は4,444円。

PowerDVD 18 Ultra

 PowerDVD 18 Ultraは、VR HMDやWindows Mixed Reality(MR)に対応する最上位版で、UHD BD再生機能は新たにWindowモードでのHDR表示をサポート。HEVC/H.265動画再生もできる。

 新たに、ウルトラワイドのモニターに2.35:1のシネスコサイズの映像をフルスクリーン表示できるようになった。

PowerDVD 18 Pro(左)、PowerDVD 18 Standard(右)

 Ultraのみの機能として、YouTubeに加えてVimeoの360度動画に対応。VRヘッドセットを使った3Dの360度映像もサポート。また、360度VR動画の再生時に最大3面のマルチビューで表示可能になった。前後2分割表示も可能。360度写真はスライドショー再生時に自動的に視点を変える効果を追加できる。

360度動画マルチビュー

 Windows MRヘッドセットもサポートし、ダウンロード提供の対応ソフト「Power Media Player MR」でYouTubeの360度コンテンツを再生できる。

 Apple TV、Chromecastに加えて、Fire TVのメディアキャスティングに対応。パソコンに保存したビデオや写真をデバイス経由で転送、再生できる。

 UltraとProでは、YouTubeライブ再生と字幕再生をサポート。字幕は2つの言語を同時に表示でき、フォントやカラー、表示位置も変えられる。TrueTheaterテクノロジーによる画質調整が行なえる。

 全バージョンで動画の「ながら見」が可能なミニウィンドウ再生に対応。細かなUIのカスタマイズも行えるようになった。また、クラウドサービスの連携機能を強化し、Google Drive、One Drive、Dropbox内の動画や写真、音楽ファイルに直接アクセス可能。

 パッケージ版は20日より発売。価格はUltraが12,000円、Proが6,800円、Standardが4,500円。対応OSはWindows 7 SP1/8/8.1/10だが、UHD BD再生対応はWindows 10のみ。

ミニウィンドウ再生が可能に