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スタンド幅を選べる明るいパナソニック65型4Kテレビ「TH-65FX780」

 パナソニックは、65型の4K/HDR液晶テレビ「VIERA TH-65FX780」を6月8日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35万円前後。

VIERA TH-65FX780

 2月発売のFX750シリーズと画質や音質はほぼ同等ながら、サイズを65型に大型化。FX750シリーズは吸着機能付きの耐震スタンドを採用していたが、FX780は幅を変えられるスタンドを採用し、ラックの幅に合わせたスタンド位置調整が行なえる。スタンド幅は134.1cmと52.9cmが選べる。

スタンド幅を選択できる
設置場所に合わせて幅を選択

 65型/3,840×2,160ドットの4K高輝度IPSパネルを採用し、映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」など、広視野角/高画質の特徴を継承し、HDR画質を向上。HDR 10だけでなくHLG(ハイブリッドログガンマ)方式のHDRに対応する。

 ヘキサクロマドライブの画像処理技術を強化し、より色鮮やかでコントラスト感ある映像を実現。映像を部分ごとに解析し、適切な処理を行なうことで、ノイズを抑え、ディテールを向上する。また、忠実に色再現するための3D LUT(ルックアップテーブル)の色補正ポイントをEX780比で約1.6倍に増やし、特に暗部の色の忠実再現性を高めた。さらに、「高輝度対応色補正処理」も導入し、暗部の鮮やかな色再現性を強化した。

画像解析を強化して画質を向上
暗部の色や色再現性も向上
HDR映像の明るさ感をアップ

 バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御による「Wエリア制御」を搭載。コントラスト感と、明暗の表現力を向上した。地デジ画質を向上する「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。映像を部分ごとに細かく解析し、地デジやネット動画などあらゆる映像を4Kアップコンバートして処理し、ノイズを抑えた4K映像を楽しめるという。

Wエリア制御
4Kファインリマスターエンジン

 HDR信号は、「HDR10」と、新4K8K衛星放送で採用される「HLG(ハイブリッドログガンマ)」に対応。また、「明るさ連動HDR」を新搭載し、部屋の明るさにあわせてHDR画質を自動調整してくれる。スピーカーはフルレンジ×2とウーファ×1で、最大出力は30W(10W×2+10W)。

明るさ連動HDR

 チューナは地上/BS/110度CSデジタル×3で、別売USB HDDへの2番組同時録画に対応。録画した番組は、同一ネットワーク内のDIGAにダビング(コピー・ムーブ)できるほか、「お部屋ジャンプリンク」に対応し、録画番組や放送番組を、同一ネットワーク内のVIERAなどから視聴可能。アプリ「Panasonic Media Access」で、家庭内や外出先のスマートフォン/タブレットからも録画/放送番組を視聴できる。

全自動DIGAと連携

 ホーム画面は「新・かんたんホーム」。よく使うチャンネルや、アプリ、接続機器、Webページなどを登録し、次回から素早く呼び出せる。また、メニューを画面全体ではなく、視聴画面の下部に表示できるようにしたことで、番組視聴を妨げることなく操作できるようになった。

新・かんたんホーム

 「アレコレチャンネル」も採用。リモコンのボタンを押すだけで、テレビ放送や録画番組、VODなどを一覧表示して、放送やVODなどを意識せずにコンテンツを探せる。テレビ番組は、地デジ/BS/CSを横断表示可能で、録画番組はUSB HDDなどに録画した未視聴番組を一覧で表示できる。映像配信サービスはNetflixとdTV、YouTubeをアレコレチャンネル上で表示可能。

アレコレチャンネル

 Netflix、dTV、YouTubeのほか、Amazon Prime Videoや4Kアクトビラ、ひかりTV 4K、デジタルコンサートホールなどの映像配信サービスに対応する。

 リモコンは、マイク一体型で、YouTubeやdTVの動画や放送/録画番組の検索を音声で行なえる。スマートフォンアプリ「TV Remote2シンプルモード」によるテレビ操作にも対応する。

 LAN端子やUSB×3を備え、USB1端子のみUSB 3.0対応。HDMI入力は4系統で2系統がHDR推奨(18Gbps対応)。2画面表示にも対応する。コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。

 消費電力は171W。年間消費電力量は143kWh/年。外形寸法は145.4×32.5×91.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は31kg。