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FiiOのプレーヤー「X7 Mark II/X5 3rd」がUSBオーディオ出力対応

 エミライは18日、FiiOのポータブルオーディオプレーヤー「X7 Mark II」、「X5 3rd」、「X3 Mark III」のファームウェアをアップデート。X7 Mark II、X5 3rdでは、USBオーディオ出力機能が追加される。

左から「X7 Mark II」、「X3 Mark III」

 USBオーディオ出力の標準設定はDoP出力だが、組み合わせるDACがDoP入力をサポートしていない場合は、FiiO Musicの設定をDoP出力から「D2P出力」に変更する必要がある。

 X7 Mark IIとX5 3rdのアップデート内容は共通しているものが多く、以下の機能強化・改善が行なわれる。

  • 曲をリストから選択し再生した場合に,ただちに再生画面に遷移する設定を追加(FiiO Musicの設定から操作。有効にすると,曲選択後自動的に再生画面に遷移)
  • ViPER Effectが有効時、特定のFLACファイルを再生すると、音が途切れる問題を修正
  • 特定のWMAファイルに含まれるアルバムカバーアート画像が表示されない問題を修正
  • フォルダ再生メニューでファスト・サーチバーが見えなくなる問題を修正
  • DSDファイルをBluetooth経由で出力している際、音声が乱れる、または出力されない問題を修正
  • 設定→ストレージ→NAND FLASH→合計容量→ダウンロードと遷移した場合、設定機能が停止する問題を修正

 これに加え、X7 Mark IIではdata領域を1GBから4GBへ拡張。ただし、パーティションの変更は、ファームウェアアップデートツールでのリカバリー操作を行なった場合に限り有効。さらに、FiiO Music appの日本語訳も追加。これらは、日本のユーザーからの意見も踏まえたアップデートになるという。

 X5 3rdでは、電源ON時のLEDの点灯/消灯設定を追加。設定→ディスプレイのメニューから設定できる。

X3 Mark IIIの新ファーム

 X3 Mark IIIの新ファームでは、以下の更新が行なわれる。

  • MacとのUSB DAC接続機能を追加
  • イタリア語に対応
  • 特定のAPEファイルを再生した場合に、音が途切れる不具合を修正
  • システム設定のメニュー「メディアライブラリをリセット」を「データベースをリセット」に改め、メディアライブラリおよびBluetooth情報をリセットする仕様に変更
  • その他軽微な不具合を修正

 新ファームのバージョンは、X7 Mark II用が1.0.7、X5 3rd用が1.2.1、X3 Mark III用がFW1.2.4。

Fiioの「X3 Mark III」