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スマホの写真&動画を、Wi-FiでSDやUSB HDD保存「ポケドラ」。11ac対応へ強化

 アイ・オー・データ機器は、スマホやパソコン、デジタルカメラなどの写真や動画共有を手軽に行なえるという無線LAN搭載ストレージ「ポケドラ」の11ac対応モデル「WFS-SR03シリーズ」を7月上旬に発売する。価格は7,800円。カラーはブラック(K)とホワイト(W)。

WFS-SR03K(ブラック)

 スマホ/パソコンの写真や動画を無線LAN/USB経由でSDカードやUSB HDDなどに保存/再生できるほか、スマホなどを使わずSDカードからUSB HDDなどへ直接コピーできる「ダイレクトコピー機能」も備える。さらに、簡易Wi-Fiルーターやモバイルバッテリとしても使える。なお、SDカードやUSB HDDなどは別売。

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)に対応し、2.4GHzのみ対応していた'13年発売モデルのWFS-SR01から強化した。LAN端子も備える。

WFS-SR03W(ホワイト)

 ファイルのやり取りは、無料スマホアプリ「Quick Sync」を使用。スマホ内の写真/動画をポケドラに接続したSDカードやUSB HDDへ自動転送する。一度転送先を設定しておけば、ポケドラと登録したストレージを認識すると自動的に転送を開始。ブリッジ接続にも対応し、インターネットや他のアプリを利用しながらデータ転送できる。ストレージに転送したスマホ写真は、残す、スマホから削除、縮小(容量約10分の1)して「Quick Sync」上に保存、の中から選択できる。

 ダイレクトコピー機能はPCやスマホを使わず本体のボタンを押すだけで行なえ、コピーしたファイルはUSBストレージ内に日付フォルダを作成、その中にSDカード内の写真ファイルが丸ごとコピーされる。日付ごとにフォルダ管理ができ、PCやスマホを使わずにSDカードから大容量のUSB HDDなどにバックアップできる。なお、コピーする方向はSDカードからUSBストレージの1方向のみ。

SDカードからUSB HDDなどへのダイレクトコピーに対応

 自動転送のほか、個別のファイル転送も可能。移動やコピーをしたいファイルのみを選んで、スマホや外部ストレージの間を自由にやりとりできる。写真や動画のほか、音楽やドキュメント(Word、Excelなど)も転送できる。1ファイルあたりの転送可能サイズは2GBまで。

 メディアサーバー機能(UPnP AV)も搭載。ポケドラに挿入したSDカードやUSB HDDの写真/動画を、ホームネットワークにつながったDLNA対応テレビで再生できる。そのほか、パソコン用のUSB 3.0接続SDカードリーダー/ライターとしても使える。

 同社の「CDレコ」を使ってスマホに取り込んだ楽曲を、SDカードやUSB HDDへ直接保存スマホに保存することも可能。また、「CDレコ」アプリの設定画面で、保存先をポケドラに設定しておくと、スマホの容量を使わずに音楽CDからポケドラへ楽曲を保存。無線LAN経由でスマホから再生できる。

 スマホ用カメラアプリ「なすカメ」とも連携。なすカメで撮影した写真や動画を、Wi-Fi接続したポケドラへリアルタイムに自動保存。その場にいる友人のスマホにも、なすカメアプリをインストールするとシェアできる。

 3,350mAhのバッテリを備え、連続使用時時間は2.4GHz接続時が約5.4時間(スタンバイ約10.4時間)、5GHzは約4.5時間(同約6.9時間)。スマホなどのモバイルバッテリとしても使用できる。なお、スマホ用の充電ケーブルは付属しない。外形寸法は約90×78×23mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約120g。

LAN端子やUSB 3.0端子側