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VTuberなど3Dキャラが作れる無料ソフト「VRoid Studio」。8月3日一般公開

 ピクシブは、バーチャルYouTuberなどの3Dキャラクターを作成できるソフト「VRoid Studio」(ブイロイド スタジオ)のベータ版を、先行利用応募者約45,000人に7月31日より提供開始した。先行応募者以外にも、8月3日からの提供開始を予定している。無料で利用可能。

VRoid Studio

 3DCGアニメーションやゲーム、VR/ARプラットフォーム上などで利用可能なキャラクターの3Dモデルを簡単に作成できるというソフトウェアで、Windowsとmac OSで動作。対応OSは、Windows 7/8/10と、macOS 10.13 High Sierra/10.12 Sierra。

 VRoid Studioで作成した3Dモデルは、各種3Dアプリケーションで利用可能なファイルにエクスポート可能。ベータ版ではVRM形式でのエクスポートに対応しているが、今後、他のファイル形式でのエクスポートにも対応予定としている。

ストロークで毛束を追加し、 各毛束をパラメータで調整できる

 VRoid Studioでキャラクターを1人作成すれば、 VRMに対応したさまざまなVR/ARプラットフォーム上でアバターとして利用できる。そのキャラクターをバーチャルアイドルや3Dゲーム内のキャラクターとして活用できる。作成した3Dモデルは商用利用可能。

 今回公開した「VRoid Studio Version 0.1」は、 基本的な機能のみを備えたベータ版で、主な機能は以下の通り。

  • 髪型のモデリング
  • 目・顔のカスタマイズ
  • 髪・顔・服・身体のテクスチャペイント
  • VRM形式に対応したボーンの生成
  • VRM形式でのエクスポート
髪型編集用のガイドを表示した状態
髪型は全身とのバランスを見ながら調整可能
3DオブジェクトとUV展開両方を確認しながら、 どちらにもテクスチャを描き込める
絵を描くのと同じ感覚で濃淡や光を表現可能
まつげやアイラインのテクスチャも編集可能。 レイヤーも利用できる
目の大きさや鼻の位置を変えることで、 理想の顔立ちに調整できる

 Version 0.1では、 ベースとなる3Dモデルは女性キャラクターのみだが、今後、 男性キャラクターのモデルの提供も予定。今後、ユーザーのフィードバックを元に、 機能強化を行なっていく予定。提供時期については、公式サイトや公式Twitterで告知していく。

今後の機能提供・機能強化の予定

モデリング機能の強化

・体型のカスタマイズ
・ヘアデザイン機能にポニーテールやツインテールの作成ツールを追加
・表情デザイン機能
・顔編集機能に八重歯や牙などの設定を追加
・ケモノ耳やツノなど、 付加パーツのデザイン機能
・髪の毛など、 揺れもの設定機能
・顔や体型の形状編集機能の強化
・男性ベースモデルの提供
・ベースモデルの衣装の拡充
・衣装デザイン機能
・アクセサリーなど、 他ソフトで作成された3Dモデルのインポート

テクスチャ編集機能の強化

・ペンツール(ブラシ)のカスタマイズ

ユーザビリティの向上

・VRMで定義された表情セットの自動追加
・作成したモデルに表情やポーズをつけて撮影が出来る機能
・UIの改善
・ショートカットキーへの対応
・多言語対応(英語から開始)
・FBX形式・OBJ形式へのエクスポート