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MQA-CDのリッピングファイルを正しく再生させる「MQA Tag Restorer」
2018年9月6日 14:02
英MQAは、MQA-CDのリッピングファイルを正しく再生させる専用ソフトウェア「MQA Tag Restorer」の提供を開始した。リッピングした音楽ファイルを本ソフトウェアで変換することで、ファイルがMQAファイルとして認識されず、一部の対応製品で正しくMQA再生できなかった問題が解決するという。6日現在、Windows版のみ提供中。Mac OS版は後日提供予定。
MQAは、英Meridianが開発したハイレゾ音声形式であり、非圧縮ファイルと比べデータ容量を大幅に削減しながらもマスター同等のクオリティを再現できるとされるコーディング技術。ユニバーサル ミュージックなどの大手レーベルからMQAのハイレゾデータをCDに収録した「MQA-CD」が発売されて以降、MQA-CDをリッピングし、対応のポータブルオーディオプレーヤーやスマホへリッピングファイルをインストールすることでMQA再生が手軽に楽しむことができるようになった。
しかし一般的なソフトウェア(Exact Audio Copy、Foobar、dBpoweramp、X Lossless Decoder、Sony Music Centreなど)を使い、MQAｰCDをリッピングした場合、ヘッダー情報が認識されず、一部対応製品やソフトウェアで正しくMQA再生できないことがあった。
「MQA Tag Restorer」は、リッピングファイルを変換し、対応機種で正しくMQA再生させるツール。データ内部を見てMQAファイルか否かを決定、MQAと判断した場合はヘッダーにMQAのタグ情報を追加する。ファイルがMQAの場合でも、FLAC形式で無い時はエンコードが行なわれる。なお、ファイルがMQAで無い場合は何もしない。
