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50万円の“8K対応”テレビ。シャープAQUOS 8K「8T-C60AW1」
2018年10月15日 10:30
シャープは、8K対応の60型液晶テレビ「AQUOS 8K 8T-C60AW1」を11月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50万円前後。8Kチューナーは内蔵しない。
BS 8Kチューナーを搭載した第2世代「AQUOS 8K AX1シリーズ」も同日に発売するが、8T-C60AW1は8Kチューナーは内蔵せず、地上/BS/110度CSデジタルチューナーのみを備えた8K対応テレビとなる。
60型の8K/7,680×4,320ドットの液晶パネルを搭載し、フルHDの16倍の高解像度を活かしたきめ細かくリアルな映像表現が特徴。視野角は上下/左右176度。液晶を高開口率化し、明るさを向上。広色域カラーフィルターと蛍光体を組み合わせた色域の拡張やHDR対応の高輝度バックライトなどにより、8K+HDRの高画質を実現する。
120Hzの倍速駆動に対応した新8Kパネルと動画応答性を高める「960スピード」により残像感を低減。8K対応の「AQUOS 8K Smart Engine PRO」と、2Kや4Kの映像を高品位に8K化する「8K精細感復元アップコンバート」や「8Kリアリティ復元アップコンバート」などで高画質化を図る。HDR信号はHDR10とHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応し、4K/8K放送のHLG信号も表示可能。
チューナーは地上/BS/110度CS×3。BS 4K/8Kチューナーは備えていないが、11月17日に発売される別売のAQUOS 8Kチューナー「8S-C00AW1」(実売25万円)と接続して、8K放送も視聴可能になる。8Kチューナー接続用に、HDMI 4端子を使った8K映像入力端子を備えている。BS 4Kや地デジなどは、別売のUSB HDDへの2番組同時録画も可能。
スピーカーは、総合出力55W(10W×4ch+15W)でツィーター×2、ミッドレンジ×2、サブウーファー×1を装備。
HDMI入力は6系統で、いずれもHDCP 2.2対応で、18Gbps(4K/60p/HDR)をサポート。HDMI3がARC対応となる。また、後日のアップデートで、「1本のケーブルで8K伝送対応予定」(同社)とのこと。
ヘッドフォン出力やアナログ音声出力、光デジタル音声出力も備えている。USB端子はメモリー用と、USB HDD用とUSB HDD(BS 4K/8K専用)の3系統。LAN端子は100BASE-TX。無線LANやBluetoothも搭載する。
AIoT機能も搭載し、OSはAndroid TVの最新バージョン「Android 8 Oreo」。
「COCORO VISION」を搭載し、AIが、家族のよく見る番組や利用した時間帯を学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を教えてくれる。また、人が近づくとテレビが自動でONになり、見逃しがちな番組などを画面や声で紹介する。
ビデオ配信の「COCORO VIDEO」や音楽配信の「COCORO MUSIC」、ゲームの「COCORO GAME」にも対応。各スマホアプリとの連携動作も行なえる。
リモコンのGoogleアシスタントボタンからの音声検索に対応し、見たいジャンルや俳優の名前から番組検索や天気の確認などの操作が可能。YouTubeやCOCORO VIDEOの番組も検索・再生できる。
Googleアシスタント対応(Works with Google アシスタント)のシャープ製品(COCORO KITCHEN、COCORO AIRなど)や他社製品の操作も可能。また、スマートスピーカーのGoogle Homeからの選曲や音量調整も行なえる。
映像配信サービスは、COCORO VIDEOのほか、Netflix、dTV、Hulu、GYAO!、DAZN、AbemaTV、U-NEXT、niconico、YouTube、スカパー! オンデマンドなどに対応する。
スタンドを含む外形寸法/重量は、135.4×44.0×87.4cm(幅×奥行き×高さ)/約38.5kg。