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光学65倍デジカメ「PowerShot SX70 HS」。4K/30p対応

キヤノンは、光学65倍の高倍率ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX70 HS」を、12月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6.2万円前後。

光学65倍ズームの「PowerShot SX70 HS」

'14年10月発売の「PowerShot SX60 HS」の後継機で、超広角から超望遠、マクロ撮影まで幅広い撮影領域に対応した高倍率モデル。

有効画素数約2,030万画素のCMOSセンサーを採用。裏面照射タイプで、サイズは1/2.3型。

光学65倍のズームレンズを搭載し、35mm判換算で広角21mmから望遠1,365mm相当までの撮影領域をカバー。デジタルズームを組み合わせた「プログレッシブファインズーム」を使えば、約2,730mm(約130倍)相当の超望遠撮影も可能。また広角端は最短撮影距離0cmまで近づけるマクロ撮影にも対応する。開放F値はF3.4ー6.5。

広角端(21mm相当)
光学65倍ズーム時(1,365mm相当)
プログレッシブファインズーム時(約2,730mm)

約236万ドット/0.39型有機ELの高精細EVFを搭載。独自開発の接眼レンズにより、周辺まで高い解像感を維持。SX70 HSではグリップ部や電子ダイヤルなどの操作部材の配置を見直し、新たに接眼部にアイセンサー、鏡筒脇にズームボタンを搭載することで、ファインダー撮影の使い勝手を向上させた。

映像エンジンDIGIC 8を搭載することで、静止画撮影時に5段分の手ブレ補正効果を実現する「デュアルセンシングIS」と最高約10コマの高速連写を実現。

新たに4K動画撮影(センサー中央部の画素をクロップ)にも対応。MP4形式で、最高4K/30pまでの高解像度データが記録できる。4Kタイムラプス動画に加え、4K動画から静止画像を保存する4Kフレーム切り出し機能もサポート。フルHD動画撮影時は、60p記録に対応する。

同社一眼レフEOSに導入したメニューと機能ガイドを表示するUIや、自分好みの画作りが6種類の設定値から楽しめる「スタイル設定」などを新たに搭載している。

Wi-Fi/Bluetoothを内蔵。Wi-Fi接続時には、事前にカメラとペアリングしたスマホに撮影と同時に画像を自動送信する「スマートフォンへの撮影時画像送信」機能も可能。

3.0型約92万ドットのバリアングル式モニターを搭載する。タッチ操作には対応しない。記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリーカード。

外形寸法は、約127.1×116.6×90.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約610g(バッテリー・メモリーカード含む)