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トップウイング、オーディオ向けスイッチングハブ。22万円

スイッチングハブ「OPT REF SW」

トップウイングは、自社ブランドTOP WINGの新製品として、ネットワークオーディオシステムとの組み合わせを想定したスイッチングハブ「OPT REF SW」を4月30日より発売する。価格は22万円。

「伝送過程で発生する電流変動、クロックの揺らぎ、ポート間のノイズ伝搬」などを考慮し、設計したオーディオグレードのスイッチングハブ。LAN×5ポート、SFP×3ポート、そしてSFP+/SFP×4ポートを搭載する。

ポートは、メタル接続と光接続を組み合わせ、システム全体を最短経路で、最小ノイズで構成することを目的に設計。一般的なLANケーブル接続に加え、光絶縁を行なうSFPモジュール、将来的なDACケーブル(Direct Attach Cable)による直結までを考慮。「現在一般的なネットワークオーディオ環境だけでなく、15年先を見据えたポート構成にしている」という。

背面

Super TCXOと低位相ノイズDPLLによる二段構成のクロックシステムを採用。クロック源には±50ppb Super TCXO MEMSクロックを採用し、温度変化に対しても極めて小さなドリフト特性を実現した。

恒温槽を用いる従来のOCXOと異なり、ヒーターを必要としない構造のため、発熱や突入電流といった電源変動の心配がなく、省電力性能とあわせ、周辺回路へ余計な電流揺らぎを与えない、とする。

さらに、高性能DPLLによるジッタークリーナー・ディストリビューターを組み合わせることで、実効120fs RMSの低位相ジッターを達成。クロック源とジッタークリーナー・ディストリビューターによって、長期安定性と短期位相純度の役割を分離して最適化した。

クロック回路は基板上で独立アイランド化され、銅パターンによる分離と銅製シールドによって外来ノイズから保護している。

シールドを開けた状態
シールドを施した状態

レイテンシーのばらつきと内部動作の安定性も考慮。データ処理経路は可能な限り短縮し、バッファ制御を最適化。あえてバッファ容量を抑えることで、CPUのアイドル状態を一定に保つようファームウェアレベルで調整を実施。演算負荷の周期的変動を抑制することで、電源電流の変動を最小化し、内部電源レールの揺らぎを抑えた。

LANポート部は、信号を絶縁し整形するためのLANトランスに、TOP WING各種製品で定評を得たチップ型LANトランスを全ポート独立して採用。

SFPポートは、専用の電源レーンを設け、そこで発生する電流変動が他のポートやクロック系へ伝搬しないよう分離。またLAN/SFPポート制御の電源には、低ノイズ安定化回路を採用することで、電源の揺らぎが信号処理へ影響しないよう設計している。

通信規格は、LANポートが1000Mbps/100Mbps/10Mbps、SFPポートが1000Mbps、SFP+/SFPポートが10G/1000Mbps。BNC外部クロック入力は、10MHz/50Ω/1.0-5.0Vpp。電源は12V/1.7A、2.1mm/5.5mmセンタープラスで、ACアダプターを付属する。

外形寸法は335×130×42.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.4kg。