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国内初の衛星左旋4K試験放送が終了。4Kチューナー開発などに活用

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、東経110度CSを利用した衛星基幹放送による国内初の「左旋円偏波による4K試験放送」を、10月31日17時をもって終了した。

試験放送は、2017年4月1日午前11時~2018年10月31日17時の1年7カ月に渡って実施。2018年12月1日からの新4K8K衛星放送で基本的な伝送路となる左旋円偏波(現在の衛星放送は右旋円偏波)の、一番高い周波数(IF帯3,224MHz)を使って放送されていた。

期間中の放送時間量は3,546時間、合計番組タイトル数は15番組。スカパーJSATが番組提供していた。

4K放送向けの開発や試験、検証の実績として、3.2GHz機器開発の信号の入出力、受信、動作、映像品質確認(4Kチューナーやブースターなど)のほか、各種受信システムの診断などを行なった。また、3.2GHz対応施工の事前調査(集合住宅/戸建住宅)などにも活用。そのほか、各メーカーの展示会など周知活動にも使われていた。