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新4K8K衛星放送の認知度は約2割に増加、4Kテレビ所有は6%。A-PAB調査
2018年11月6日 07:30
放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K・8K放送サービスの認知や理解度などを測る調査の'16年9月~'18年9月の結果を発表した。4Kという言葉を知っている人は'18年9月時点で約9割。「新4K8K衛星放送」が今年(12月1日)から開始することを知っている人は約2割まで増加した。
調査は'16年より定期的に実施しているもので、'16年9月~'18年9月の間に行なった4回の結果をまとめている。47都道府県に居住する男女20~69歳にWeb調査を行ない、サンプル数は計5,000('17年は6,000)。
「4K」という言葉の認知度(知っている+知っているような気がする)は、2018年9月時点で86.3%('18年2月は88.8%)、8Kは59%(同63.6%)。'17年の結果よりは高いものの、前回調査に比べ微減している。
「今年12月から、BS・110度CSで4K・8K放送(新4K8K衛星放送)が始まる」ことを知っている人は、'18年9月時点で18.9%(前回12.2%)だった。視聴するには、4Kテレビに加え、専用チューナも必要ということを知っているのは22.7%(同13%)で、4Kテレビ所有者に絞り込むと、52%(同34.8%)に伸びている。
4K放送の視聴意向については、2018年9月時点で4K放送を視聴したい人が全体の39.9%で、2月時点(40%)から横ばい。8K放送の視聴意向は35.4%で、2月(36.2%)から微減となった。4Kテレビ所有者の割合は、2018年2月時点で6%(前年5%)となった。
4K/8K番組や映像を見たことがある人は、4K/8Kいずれかの言葉を知っている人の約4割(39.4%)。その中ではほとんどの人が「電気店の店頭で見ている」という回答だった。全国のNHK放送局や、イベントなどで見た人はそれぞれ全体の約1割だった。Ultra HD Blu-rayで見た人は0.9%。