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リコーTHETA×深層学習で、人の行動を分析
2018年12月3日 18:31
リコーは、360度全天球カメラ「RICOH THETA」とディープラーニングによる画像認識技術を組み合わせ、店舗やイベント会場、オフィスなどの滞留人数を測定する行動分析サービス「RICOH360 - Analysis」を開発。3日から提供開始した。
THETAとディープラーニングによる認識技術を搭載したクラウドサービスを連携させ、360度の広範囲にわたる人の滞留分布を計測。ヒートマップで視覚的に表現するなど、これまで可視化が難しかった現場の状況を簡単・手軽に数値化できるという。「どのエリアに」「どの時間帯に」「どれくらい人がいたか」を客観的に把握でき、販促施策の効果測定や、集客状況、使用状況などの分析を可能にする。機器設置が難しい場所や、展示会、各種イベント会場などで計測を行ないたい、というニーズに応える。
360度撮影したデータはリコーのクラウドサーバーに自動で送信され、画像を蓄積、分析。人物として認識した部分には自動でボカシを入れ、プライバシーに配慮する。
THETAとLTE回線を用いた計測機材をリコーから契約したユーザーに貸し出す。貸出期間は、測定期間(1〜2週間)+1週間を想定。ユーザーは借りた機材を現場にセットし、電源投入だけで計測を始められるという。
分析できるエリアはカメラから半径約6ｍで、全方位を同時撮影するため、設置の際の細かい画角設定は不要。THETAを複数台組み合わせることで、さらに広範囲をカバーできるという。また、撮影画像は離れた地点でWebブラウザ上から閲覧・確認もできる。
