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パナとソニーのTV用キャリブレソフト「CalMAN Home」、有機EL GZにも対応
2019年6月17日 18:19
エディピットは、Portrait Display製のコンシューマ向けのTVキャリブレーションソフト「CalMAN Home」を、直販ストア限定で6月20日に発売する。価格は20,000円で、パナソニック向け、ソニー向けの2種類を用意する。なお、キャリブレーションにはソフト以外に、Windows PC、パターンジェネレーター、カラーメーターのハードウェア機器、及びネットワーク環境が必要。
ディスプレイを微調整し、業界標準(基準)と密接に一致させるソフトウェア。手動のキャリブレーションには、訓練を受けた専門家による多くの作業時間が必要となるが、CalMAN Homeに採用されている「AutoCAL」機能を使うと、「コンシューマ・ユーザーがプロ品質のキャリブレーションを自動で実行できる」という。
AutoCALには、輝度調整の自動調整、マルチポイント・グレースケールの自動調整、色域の6軸CMS(RGBCMYの明度・再度・輝度)の自動調整機能が含まれている。
CalMAN Homeではさらに、ディスプレイのRGBホワイトバランス、色域の状態をグラフィカルに測定表示する機能や、キャリブレーション結果の確認が可能。
「CalMAN Home for Panasonic」は、パナソニックのビエラに対応。7月中旬に発売予定の、4K有機ELテレビ「GZシリーズ」に内蔵されたカラーパターンジェネレータ(CalMAN PatternGEN)をサポ―トしており、CalMAN Homeとサポートされるカラーメーターを加えるだけでSDR/HDRのAutoCALオートキャリブレーションが低価格で実現できるという。
「CalMAN Home for Sony」は、ソニーのブラビアに対応。SDRのAutoCALオートキャリブレーションを行なうだけで、HDR及び他のガンマ式にも自動的にキャリブレーションが適用され、キャリブレーションがより簡単になるという。トップエンドのブラビアMASTER Series以外のブラビアにも対応する。