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4Kリマスターで19日公開、映画「アポロ11」。ホリエモン「陰謀論者に見てほしい」

月面着陸50年を記念し、アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAから発掘された秘蔵映像と音源を4Kリマスター映像で描くドキュメンタリー映画「アポロ11 完全版」が、109シネマズ 二子玉川ほかで19日より公開される。それに先駆けて開催された「公開記念トークイベント」のレポートが到着した。

50年前にアポロ11号がケネディ宇宙センターかた飛び立った日に合わせて開催されたトークイベントには、宇宙飛行士を目指すタレントの黒田有彩さん、日本初の民間開発宇宙ロケットの打ち上げに成功した堀江貴文さん、宇宙飛行士の山崎直子さん、2027年に日本初有人宇宙飛行を目指す宇宙ベンチャーSPACE WALKERの眞鍋顕秀さんが登壇した。

映画の感想を求められた堀江さんは「映像がすごく良かった。50年前なのに、よくあんな映像を撮っていましたね。技術的なことは全部知っていましたけど、全部本物の映像ですからね。非常に見ごたえがありました」と語ると、山崎さんも「当時からこれだけの記録映像を残していたということなんですからね。実映像というのに圧倒的な力強さを感じます。ぜひこれを観て、人類はまだまだいろんな事ができるぞと思っていただけたら」とコメント。

「アポロ11 完全版」
(C)2019 MOON COLLECTORS LLC
(C)2018 moon collectors llc. all rights reserved
(C)2019 Universal Studios. All Rights Reserved

さらに眞鍋さんも「我々も一事業として有人宇宙飛行を目指しておりますが、あれから50年経っても、宇宙旅行は当たり前にはなっていない。この映画もエンジンの迫力などもすごかったので、これを目指すのかとひしひしと感じながら見ていました」と話し、改めて決意を固めた様子だった。

「アポロ11 完全版」
(C)2019 MOON COLLECTORS LLC
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(C)2019 Universal Studios. All Rights Reserved

そして「誰に観てもらいたい?」という質問には、堀江さんが「僕は陰謀論者に観てもらいたいですね。本当は月に行っていないんじゃないかという人に『どうだ』と突きつけて、反論を聞いてみたいですね、これは本物の映像だからあら探ししようがないですからね」と語ると、山崎さんも「50年前の映像が4Kでリマスターされていて。今の技術だからここまでの力強さを再現できているのかなと思います。ちょっとでも宇宙に関わりたいと思う人は必見です」と続けた。

映画『アポロ11 完全版』予告(ロングver.)

また夏休みの映画として、子どもたちにも観てもらいたいとし、堀江さんは「アポロ計画の時代は、民間人が宇宙を目指すのは難しいことだったんですけど、今はうちの会社にもインターン出来ますからね。合宿所が足りなくなるくらいに、大学生も来るんですよ。今の時代はすぐに宇宙開発に関わることが出来るんで、小中学生でも、そういう感じで見ていただけるといいんじゃないでしょうか」とコメント。

山崎さんも「映画の中にロケットの発射を観に来た観客が集まっているところがあって。そこではアメリカの国旗だけでなくて、万国旗が並んでいたんですよね。もちろんこれはアメリカの威信をかけたプロジェクトなんですけど、全人類にとってのプロジェクトでもあるんだなと思って。人類はいろいろと出来るんだ、ということを中高生の皆さんにも感じてほしいですね」。

眞鍋さんは「僕はもともと公認会計士で、宇宙とは関係のない人間なんです。先ほど堀江さんも言っていましたけど、今は子どもたちが宇宙に興味を持つ環境が整っているんで、親御さんもそういう場に連れていってほしいなと思います」と呼びかけた。

「アポロ11 完全版」
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