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エプソン、油煙が多い場所に天吊りしたプロジェクタに落下のおそれ

セイコーエプソンとエプソン販売は、同社のプロジェクターの一部において、空気中に漂う油煙が多い環境で天吊りや壁掛け設置し、プロジェクターの外装ケースや金具固定部に油が付着すると、金具固定部のプラスチックが化学反応で劣化・破損し、プロジェクターが落下するおそれがあるとアナウンス。対象機種は1994年以降に製造された全369機種のうち315機種。以前から取扱説明書などに注意事項として記載されていたが、「落下による事案が発生したため、落下状況によっては人的被害を含む重大な事故に至る可能性を懸念している」とし、改めてアナウンスした。

左から天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置

現在、天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置で使用しているユーザーに、設置環境や状態を確認と、少しでも心配・不安な場合は、「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」まで連絡するよう呼びかけている。これらの情報は2018年9月以降、エプソンのWebサイトなどを通じて案内していたが、さらなる周知が必要と判断、8月20日の新聞朝刊でもお知らせを掲載。「ご愛用のお客様には、ご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。今後、さらなる品質向上・管理に一層努力を重ねてまいります」とコメントしている。

落下に至る要因は、プロジェクターの外装ケースや金具固定部に、油・潤滑剤・洗剤・溶剤・接着剤・薬品などが付着した場合、また、空気中に漂う油煙が多い環境や溶剤・薬品が揮発している空間にプロジェクターがある場合、化学反応により付着箇所のケースのプラスチックが劣化。

左はケース破損による金具からの脱落、右は油煙の蓄積による亀裂の発生

この環境下で天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置をしていると、劣化箇所に商品自体の重さが加わることでケースが破損するおそれがあり、破損の程度によっては金具からプロジェクターが落下することがあるという。

注意が必要な環境・場所の例は、家庭のキッチン・ダイニング、飲食店、工場、調理実習室、実験室、工場、アロマオイルを頻繁に焚くエステサロン、イベント演出などで使用するスモーク(油成分以外も含む)や泡が多い場所など。

現在販売している製品の中での、対象機種は以下の55機種。これらの他、260機種が対象となる。型番の確認方法は、エプソンの専用ページ「https://www.epson.jp/tenken」の「3. 対象機種の確認方法」を参照のこと。

  • EB-U42/W41/X41/S41/W05/X05/S05
  • EB-1795F/1785W/1780W
  • EB-2265U/2247U/2155W/2065/2142W/2042
  • EB-990U/980W/970/960W
  • EB-535W/530/536WT
  • EB-700U/685W/680
  • EB-1470UT/1460UT/1440UT
  • EB-710UT/696UT/695WT/685WT
  • EB-G7400U/G7200W/G7000W/G7900U/G7800
  • EB-L610U/L615U/L510U/L610W/L400U
  • EH-TW8400W/TW8400/TW6700W/TW6700/TW5650S/TW5650/TW650S/TW650
  • EF-100B/100W/100BATV/100WATV

また、以下の34機種は、質量や使用条件を想定し、金具の固定方法に金属を用いた構造設計となっているため、ケース破損による落下は発生しないとうう。また、他の機種においても「2. プロジェクターの落下が想定される設置方法、環境・場所」以外の使用では十分な安全性が確保されている。

  • EB-L25000U
  • EB-L20000U/L12000Q
  • EB-L1750U/L1755U/L1500UH/L1505UH
  • EB-L1500U/L1505U/L1405U/L1300U/L1100U/L1000U
  • EB-Z10000U/Z10005U/Z9870U/Z9750U/Z11000W/Z9900W/Z9800W/Z11005
  • EB-Z8450WU/Z8455WU/Z8350W/Z8355W/Z10000/Z10005/Z8150
  • EB-Z8000WU/Z8050W
  • EH-LS10000/LS10500
  • EV-100/105