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エプソン、設置性を高めた業務用レーザープロジェクタ。実売9万円のサイネージ用も
2019年9月11日 15:26
エプソンは、業務用プロジェクターの新製品として、レーザー光源を搭載した高輝度モデル「EB-L1070シリーズ」や、電子黒板機能搭載の教育機関向けモデル「EB-1485FT」、ランプで1万時間を実現した低価格なサイネージモデル「EB-W50」など、全8機種11モデルを9月下旬より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。EB-L1070シリーズの想定価格は90万円から。EB-1485FTは直販価格で378,000円、EB-W50は直販価格で89,800円。
高輝度モデル「EB-L1070シリーズ」「L1490U/L1495U」
レーザー光源を搭載した高輝度プロジェクターで、明るさと解像度、本体カラーの異なる9モデルをラインナップする。いずれもエプソン製の3LCDデバイスを採用し、解像度は型名末尾Uのモデルが1,900×1,200ドット、Wのモデルが1,280×800ドット。前者はシフト方式による4K表示にも対応する。
【高輝度モデルのラインナップと価格・発売日】
EB-L1490U(ホワイト) 4K/9,000lm 176万円前後 9月下旬
EB-L1495U(ブラック) 4K/9,000lm 176万円前後 9月下旬
EB-L1070U(ホワイト) 4K/7,000lm 120万円前後 11月
EB-L1075U(ブラック) 4K/7,000lm 120万円前後 11月
EB-L1060U(ホワイト) 4K/6,000lm 110万円前後 11月
EB-L1065U(ブラック) 4K/6,000lm 110万円前後 11月
EB-L1050U(ホワイト) 4K/5,500lm 100万円前後 11月
EB-L1070W(ホワイト) WXGA/7,000lm 100万円前後 '20年3月
EB-L1060W(ホワイト) WXGA/6,000lm 90万円前後 '20年3月
EB-L1070シリーズは、5,000ルーメンを超える高輝度性能を持ちながら、従来の業務用モデルに比べて小型・軽量化を実現したのが特徴。光源ユニットの小型化と冷却機構を見直すことで、クリアランススペース(吸排気に必要な空間)の削減も実現している。
またソフトウェア「Epson Projector Content Manager」を利用することで、映像コンテンツのプレイリストが作成可能。PC側で映像投写スケジュールの設定・管理ができ、時間に合わせて映像を変更するなど、手軽な映像演出が行なえる。
本体カラーに合わせ、既存の超短焦点ゼロオフセットレンズを組み合わせることで、設置場所の雰囲気を邪魔することなく、空間になじむ設置ができるという。
電子黒板機能搭載モデル「EB-1485FT」
レーザー光源で明るさ5,000lmを実現した超短焦点プロジェクター。真上からの大画面投写が可能で、投写面の近くに立っても影が出にくく、映像を妨げること無く利用できるという。3LCDデバイスで、解像度は1,920×1,080ドット。直販価格は378,000円。
パソコンなしで使えるホワイトボード機能や、電子ペン・指によるパソコン操作が可能なインタラクティブ(電子黒板)機能を搭載。
新たにアスペクト比16:6のワイドなディスプレイ表示をサポート。投写画面全面をホワイトボードとして活用したり、プロジェクター本体を移動することなく投写画面の移動、2つの画面を並列投写するなど、16:9画面よりも多くの情報表示が可能になっている。
サイネージモデル「EB-W50」
小規模空間での映像演出やインフォメーション表示、販促用途などを想定したサイネージ用プロジェクター。レーザー光源を使ったEV-100/EV-105の弟機で、ランプ光源とシンプルな筐体デザインとすることで約半分の低価格化を実現している。3LCDデバイスで、解像度は1,280×800ドット。直販価格は89,800円。
明るさは3,800lmで、比較的明るい環境での投写も可能。ランプ光源ながら10,000時間の長寿命を実現し、メンテナンスの手間を軽減している。
ソフトウェア「Epson Projector Content Manager」に対応。映像コンテンツのプレイリスト制作や、映像の投写スケジュールをUSBメモリーに保存することで、パソコンに接続することなく映像投写ができる。
「3LCD方式のため、カメラで撮影した際にレインボーノイズが見えず、店舗などではSNS投稿用として美しい写真が撮影でき、話題性にもつながる」としている。
シンプルな本体デザインと柔軟な設置性を実現。床置きや配線ダクトへの設置も行なえる。