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親指サイズのカメラで強力手ブレ補正「Insta360 GO」。AI動画編集

Insta360は、親指と同じくらいのサイズの超小型カメラ「Insta360 GO」を発表した。価格は23,800円(税込)。Insta360.com公式ストア、家電量販店(一部店舗を除く)、各社オンラインショップ、Amazonなどで予約受付を開始しており、直販サイトでは「7~10営業日以内に出荷予定」としている。

超小型カメラ「Insta360 GO」

外形寸法49.4×21.4×14.85mm(縦×横×厚さ)、重さは18.3g。「一口サイズのお菓子よりも軽い」というカメラ。手に持たず、身に付けて簡単に撮影できるため、「スマートフォンで面倒な操作をすることなく、決定的な瞬間をすぐに捉えることができる」という。製品に付属する首掛けストラップに磁石が内蔵されており、その磁石部が胸の中央に来るよう首にかけ、その上に洋服を着る。すると、服の胸元に、服の上からInsta360 GOを固定。装着者の見ている風景を、自然に撮影できるという。

首掛けストラップに磁石を内蔵
服の中に配置しておく事で、Insta360 GOを服の上から固定できる

小型・軽量であるため、マグネットや様々なアクセサリーを利用することで、様々なものに挟んだり貼り付けたりできる。

前面にレンズ
背面にレンズは無い
側面
Introducing Insta360 GO - The Twenty-Gram Steady Cam

本体のボタンを一回タップすると、最長30秒間の録画を開始。録画を停止するときにはもう一度タップする。取り付ける場所によっては揺れが多くなるが、「FlowState手ブレ補正機能」を活用し、ブレを抑えた、なめらかな映像を撮影できるという。

ハウジングなどに入れずに、Insta360 GO単体でIPX4の防水機能を搭載。水しぶきや雨の中でも撮影できるほか、浅い水中に入れて10秒まで撮影できる。

【訂正】初出時に「浅い水中に入れて10分まで撮影できる」としていましたが、正しくは「10秒」のため修正しました(8月29日)

ピボットスタンド&ピボットスタンドベースを使い、サーフボードに固定した使用イメージ

FlowState手ブレ補正機能を活かし、ハイパーラプス撮影も可能。一回タップするだけで、6倍速で最長30分のハイパーラプス撮影が手軽にできる。カメラを移動しないタイムラプス撮影にも対応する。

2,720×2,720ドット/25fpsでの撮影が可能。アプリ経由でエクスポートした場合は、1080ドット/25fpsとなる。 フォーマットは撮影時がinsv、アプリ経由でエクスポートする際はmp4。静止画撮影も可能で、3,040×3,040ドットで撮影、1:1(2,560×2,560ドット)、16:9(2,560×1,440ドット)、9:16(1,440×2,560ドット)、4:3(2,560×1,920ドット)でエクスポートできる。

撮影動画はスマホ用アプリで編集できるが、AIによる画像認識を利用して動画クリップを並べ替えて、BGMのリズムに合わせて映像を調整し結合して一つの動画を生成する「フラッシュカット」機能を搭載。食べ物、街の風景、笑顔といったテーマや撮影の構図、また、ユーザーの好みに合わせてコンテンツを並べ替えることもできる。ユーザーは数回のタップで動画のクリップを作成でき、それをSNSなどでシェアできる。

これとは別に、「Insta360 GO」アプリには手動で編集したい人向けに、トランジションからカラーパレットや再生速度調整など、様々な機能を備えた編集ツールも用意している。

アプリでは、バレルロール機能も利用可能。ショットを回転させるもので、ハイパーラプスと組み合わせ、格好良い映像が作れる。最大100fpsでのスローモーション撮影も可能。

内蔵ストレージとして、8GBのメモリーを内蔵。 BluetoothのBLE4.0に対応するほか、Android/PC/MacとのUSB接続や、iPhone/iPadとのLightning接続にも対応する。

充電ケースも小型で、収納しながら本体を充電できる。充電ケースと組み合わせる事で、1日で200クリップの撮影が可能という。撮影が終わると、充電ケースをスマートフォンに直接接続し、撮影した映像を高速に転送できる。

なお、Insta360.com公式ストアでは、カスタマイズ版のInsta360 GOを販売。レーザー刻印で文字を入れられる。

Insta360 GOのスタンダードセットには、GO本体と充電ケース、充電ケーブル、磁気ストラップ、ピボットスタンド&ピボットスタンドベース、吸着パッド、簡易クリップ、クリップパッドなどを同梱する。

同梱品