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米Sony、16K/790型映像をリビングに。家庭用「Crystal LEDディスプレイ」
2019年9月13日 15:28
米Sony Electronicsは12日(現地時間)、微細なマイクロLED素子で高密度な映像を表示する「Crystal LEDディスプレイシステム」を家庭向けに発売するとアナウンスした。設置する住宅に合わせ、8K/HDRコンテンツや16K以上のシステムを提供可能としている。
Crystal LEDディスプレイシステムは、従来LEDの1/100サイズという、0.003mm2の超微細LEDを使用したモジュール型ディスプレイシステム。
1,000nitsの高輝度性能と、100万:1以上の高コントラストを実現。階調は10bitを実現しながら、最大120pのハイフレームレート、3D表示が可能。sRGB比140%の広色域と、ほぼ180度の広視野角もサポートする。またモジュールを組み合わせることで、フレキシブルな画面アスペクト比が構築できるのも大きな特徴とする。
家庭向けCrystal LEDディスプレイシステムは、特定のディーラーを通じて販売・サポートを行なう。購入者の要望や移住環境に応じて、任意のサイズと解像度のシステムをインストールすることが可能。サンプルとして、フルHD/110型や4K/220型、8K/440型、16K/790型などを用意している。
【サンプル構成】
2K(18ユニット) 110型 横8ft×縦4ft
4K(72ユニット) 220型 横16ft×縦9ft
8K(288ユニット) 440型 横32ft×縦18ft
16K(576ユニット) 790型 横63ft×縦18ft
ソニー・エレクトロニクス・ノースアメリカの社長兼最高執行責任者であるマイク・ファスロ氏は「Crystal LEDは、100万:1のコントラスト比と正確な輝度レベルに加え、発熱が低く、そして息をのむような画質を実現する。ディスプレイをモジュール構成で提供することで、コンシューマーは、プロジェクターや大画面テレビからの移行するためのエキサイティングで新しいオプションを手にする」とコメントしている。
なお、既報の通り16K解像度のCrystal LEDディスプレイシステムは、神奈川県横浜市にある「資生堂グローバルイノベーションセンター“S/PARK”」に設置されている。