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「Sony AI」設立。ゲームやイメージセンサーなどへAI開発を加速

ソニーは20日、人工知能(AI)の研究開発を加速する新組織「Sony AI」を設立すると発表。日米欧に拠点を置き、イメージセンサーやゲームなどを含むソニーの事業変革、新たな事業創出を図る。

「人工知能(AI)の基礎的な研究開発を推進し、人類の想像力とクリエイティビティを拡張させるAIの創出」を目指して設立する新組織。「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」というソニーのPurpose(存在意義)実現に向け、重要な役割を担うとしてAI技術に注力。「AIで人類の想像力とクリエイティビティを解き放つこと」をミッションとする。

AIの研究開発を加速することで、ソニーグループのイメージング&センシング技術、ロボティクス技術や、映画・音楽・ゲームなどエンタテインメントの資産を掛け合わせ、全ての事業領域における変革と、新たな事業分野の創出に貢献することが目標。将来的にはソニーの事業ドメインの枠を超え、「世界規模の課題解決に対する貢献へとつなげていくこと」も目指す。

Sony AIは物理的実世界領域と仮想領域において、フラッグシップ・プロジェクトや、それ以外のAI倫理なども含む重要テーマに関連する各種探索的研究を推進。フラッグシップ・プロジェクトとして、ゲーム、イメージング&センシング、ガストロノミーの三領域から開始する。「特にゲームやイメージセンサーに AI技術を応用することは、ソニーのさらなる企業価値向上にもつながる」としており、グループ内の当該事業会社と密接に連携して研究開発を推進する。

今後は世界中から優秀なAIリサーチャー、AIエンジニアを招聘、採用する予定。また「AIの強力な影響力を理解し、公平で透明性があり、アカウンタブルで安心・安全な AIの開発で社会に貢献することを目指す」という。Sony AIの代表はソニーの執行役員でありソニーコンピュータサイエンス研究所社長の北野宏明氏。米国拠点の代表はピーター・ストーン氏が務める。