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NF AUDIO、デュアル磁気回路搭載のイヤフォン「NA1」。約19,800円

伊藤屋国際は、NF AUDIO初のダイナミックドライバー搭載イヤフォン「NA1(エヌエーワン)」を12月6日から発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は19,800円前後(税込)。カラーは、ブルー(BL)、グレー(GY)、レッド(RD)。

NA1 BL

NF AUDIOは、2014年に中国で設立されたイヤフォンブランド。2015年に「NF3」、「NF3 bass」を発売し、2017年にはユニバーサルIEMの「NF3u」をリリースし日本市場へ参入した。主にバランスド・アーマチュアのイヤフォンを製造してきた。

「NA-1」は、同ブランド製品で初めてダイナミックドライバーを搭載したイヤフォン。デュアル磁気回路を採用したダイナミックドライバー「MCL2-10」を搭載している。筐体には航空機用アルミニウムのフェイスプレートや、医療用UV樹脂が用いられており、ケーブルには5N OFCの無酸素銅が使われている。

NA1 RD

デュアル磁気回路設計も採用。2つの高性能ネオジウムマグネットによって1テスラ以上の磁束を実現。駆動力、感度、ダイナミクス、過渡特性を向上させた。再生周波数帯域は9Hz~40kHz、音圧感度は110dB、インピーダンスは18Ω。

振動板の重量バランスを考慮し、両側リードのバランスボイスコイルを搭載することで、歪みを減少させたという。振動板からの音が最初に伝達されるドライバー保護カバーには、反射干渉を低減するという3Dカバーを採用。

ドライバー内部イメージ

リアキャビティを1つ追加した「ダブルキャビティ設計」も特徴。空気圧を正確に制御し、振動板の動きを滑らかにすることで空間表現能力が豊かになったという。

ハウジングは、医療用UV樹脂と航空機用アルミニウムのフェイスプレートで構成されている。「ダイナミックイヤフォンのチューニングは、ハウジング内の反射と前後の空気圧バランスが重要」とし、フェイスプレートは高周波数応答を改善するため5軸CNCで成形。さらに、純銅製の空気流制御コンポーネントを使用し、前後ハウジングの空気圧バランスを調整したという。

ハウジング内イメージ

1.2mのケーブルは着脱可能。シルバーコートされた無酸素銅(5N OFC)を採用し、良好な高域特性と、高品位な伝送を実現したとしている。コネクタはCIEM 2pin(0.78m)。

重量は約27g。Blanceシリコンイヤーピース(S/M/L)各1ペア、Bassシリコンイヤーピース(S/M/L)各1ペア、イヤフォンケース、クリーニングツールが付属する。

NA1 GY