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ソニー、43型/9万円の4Kブラビア「X8000H」BS4Kチューナ&高画質プロセッサー搭載

65型4K液晶テレビ「BRAVIA KJ-65X8000H」

ソニーは、BS4Kチューナーを搭載した4K液晶テレビのエントリーモデル「X8000Hシリーズ」を4月18日に発売する。75、65、55、49、43型の5サイズをラインナップ。すべて価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後(43型)から。

【BRAVIA X8000Hシリーズ】

・75型4K液晶「KJ-75X8000H」 店頭予想価格25万円前後 4月18日発売
・65型4K液晶「KJ-65X8000H」 同17万円前後 4月18日発売
・55型4K液晶「KJ-55X8000H」 同13万円前後 4月18日発売
・49型4K液晶「KJ-49X8000H」 同11万円前後 4月18日発売
・43型4K液晶「KJ-43X8000H」 同9万円前後 4月18日発売

'19年5月に発売された「X8000Gシリーズ」の後継機種。新たにBS4Kチューナーと映像プロセッサー「HDR X1」を搭載したほか、Dolby Vision/Atmos対応、新スピーカー採用による音質強化など、前世代から大幅なアップデートが行なわれた。またエントリークラスにおいても、大型75型サイズがラインナップに追加された。

同時発表の「X8550H/X8500Hシリーズ」との大きな違いは、倍速パネルとアコースティックマルチオーディオの搭載有無に限られ、上位モデルとの性能差が縮まったのが新エントリーモデルの特徴になっている。同社では「基本性能を大幅に強化した4Kテレビの“新基準モデル”」と謳っている。

4K/3,840×2,160ドットの液晶パネル(60Hz駆動)を採用。LEDバックライトで、ローカルディミングには非対応。

高画質プロセッサーは標準グレードの「HDR X1」を新採用。14bit相当の階調処理を行なう“Super Bit Mapping 4K HDR”と、SDR映像をHDR相当に高コントラスト化する“HDRリマスター”を備え、放送番組からゲーム、ネット動画など、様々な素材をデータベース型超解像処理で4K化する専用エンジン「4K X-Reality PRO」も搭載された。

鮮やかな色を再現する「トリルミナスディスプレイ」で、HDR方式はHDR10、HLG、Dolby Visionに対応する。

新4K衛星放送が受信できるBS4Kチューナー、地上/BS/110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2基搭載。USB HDD(別売)を接続することで、裏番組の録画もできる。

搭載するスピーカーは、いずれのモデルもフルレンジ2基で、出力は20W(10W×2)。75・65・55型にはX9500Hシリーズと同じ非対称形状のスピーカーユニット「X-Balanced Speaker」を採用することで、音の歪みを軽減した。

最新のAndroid TV OSを搭載し、映像/音楽配信サービスや写真鑑賞やゲームアプリ、音声検索などが可能。スマートフォンからのコンテンツ操作が行なえる「Chromecast built-in」、付属のマイク内蔵リモコンに発話して音声操作を行なう「Google アシスタント built-in」、Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」などをサポート。

Appleデバイスを使った連携機能にも対応。映像や写真などのデータをBRAVIAでストリーミング再生したり、端末画面をBRAVIA上にミラーリングする「Works with Apple AirPlay 2」、iPhoneのSiriを使ってBRAVIAを音声操作する「Works with Apple Homekit」をサポートする。AirPlay 2とHomekitは後日アップデートで対応。

リモコンは、向きを気にせず操作できる無線式(Bluetooth)。電源ON/OFFなど一部操作のみ、赤外線を利用する。動画配信サービスのダイレクトボタンは、Hulu、Netflix、U-NEXT、TSUTAYA、YouTube、AbemaTVの6つ。'19年モデルまであったリモコンの「アプリ」ボタンが、IMAX Enhancedコンテンツを配信するTSUTAYA TVに切り替わっている。

リモコン

ほかにも、GYAO!、Amazonビデオ、niconico、dTV、スカパー! オンデマンド、ビデオマーケット、TSUTAYA TV、DAZN、Rakuten TV、FOD、TVerなどの各種動画配信サービスが楽しめる。高速CPUを採用することで、ネット動画アプリの起動、各種切替においてサクサク操作が可能になった。

インターフェイスは、HDMI×4(eARC非対応)、コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1(アナログ音声出力兼用)のほか、USB端子×2、LAN端子を装備。無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n。

消費電力は75型が374W、65型が250W、55型が207W、49型が120W、43型が108W。

年間消費電力量は75型が304kWh/年、65型が192kWh/年、55型が161kWh/年、49型が112kWh/年、43型は未定。

スタンドを含む外形寸法/重量は、75型が168.6×41.4×104.2cm(幅×奥行き×高さ)/32.9kg、65型が146.2×34×90.5cm(同)/22.6kg、55型が124.3×34×78.2cm(同)/16.8kg、49型が110.1×28.6×70.4cm(同)/12.1kg、43型が97×28.6×63cm(同)/9.8kg。

スタンド