ニュース

ソニー、BS4Kチューナ搭載の倍速対応4Kテレビ「X8550H/X8500H」

65型4K液晶テレビ「BRAVIA KJ-65X8550H」

ソニーは、BS4Kチューナーを搭載した4Kテレビの新製品として、スタンダードクラスの液晶モデル「X8550Hシリーズ」と「X8500Hシリーズ」を4月25日より順次発売する。X8550Hは65・55型、X8500Hは49・43型をラインナップ。すべて価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13.5万円前後(43型)から。

【BRAVIA X8550Hシリーズ】

・65型4K液晶「KJ-65X8550H」 店頭予想価格25万円前後 6月6日発売
・55型4K液晶「KJ-55X8550H」 同17万円前後 5月16日発売

【BRAVIA X8500Hシリーズ】

・49型4K液晶「KJ-49X8500H」 店頭予想価格15万円前後 4月25日発売
・43型4K液晶「KJ-43X8500H」 同13.5万円前後 5月16日発売

'19年6月発売の「X8550G/X8500Gシリーズ」の後継で、基本性能は昨年モデルを踏襲。X8550HとX8500Hの違いはアコースティックマルチオーディオの有無で、その他の基本機能・仕様は共通。

X8550G/X8500Gシリーズは順次、新モデルに切り替わるが、75型「KJ-75X8550G」のみ販売継続する。

65型4K液晶「KJ-65X8550H」

4K/3,840×2,160ドットの倍速型液晶パネルを採用。LEDバックライトで、ローカルディミングには対応しない。

搭載する高画質プロセッサーは標準グレードの「HDR X1」。14bit相当の階調処理を行なう“Super Bit Mapping 4K HDR”と、SDR映像をHDR相当に高コントラスト化する“HDRリマスター”が可能。放送番組からゲーム、ネット動画など、様々な素材をデータベース型超解像処理で4K化する専用エンジン「4K X-Reality PRO」も搭載する。

鮮やかな色を再現する「トリルミナスディスプレイ」、フレーム毎にLEDバックライトの発光を制御し、液晶特有の映像ボケを低減する「モーションフローXR240」も備える。HDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Visionに対応する。

49型4K液晶「KJ-49X8500H」

新4K衛星放送が受信できるBS4Kチューナー、地上/BS/110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2基搭載。USB HDD(別売)を接続することで、裏番組の録画もできる。

65・55型サイズのX8550Hシリーズは、「アコースティックマルチオーディオ」を搭載。スピーカー構成は、X8550Hがフルレンジ×2とツイーター×2で、X8500Hがフルレンジ×2。出力はどちらも20W(10W×2ch)。

アンプはS-Masterデジタルアンプを採用する。S-Forceフロントサラウンドやボイスズーム、センタースピーカー機能は非搭載だが、Dolby Atmos音声をサポートする。

最新のAndroid TV OSを搭載し、映像/音楽配信サービスや写真鑑賞やゲームアプリ、音声検索などが可能。スマートフォンからのコンテンツ操作が行なえる「Chromecast built-in」、付属のマイク内蔵リモコンに発話して音声操作を行なう「Google アシスタント built-in」、Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」などをサポート。

KJ-65X8550Hのスタンド

Appleデバイスを使った連携機能にも対応。映像や写真などのデータをBRAVIAでストリーミング再生したり、端末画面をBRAVIA上にミラーリングする「Works with Apple AirPlay 2」、iPhoneのSiriを使ってBRAVIAを音声操作する「Works with Apple Homekit」をサポートする。AirPlay 2とHomekitは後日アップデートで対応。

リモコンは、向きを気にせず操作できる無線式(Bluetooth)。電源ON/OFFなど一部操作のみ、赤外線を利用する。動画配信サービスのダイレクトボタンは、Hulu、Netflix、U-NEXT、TSUTAYA、YouTube、AbemaTVの6つ。'19年モデルまであったリモコンの「アプリ」ボタンが、IMAX Enhancedコンテンツを配信するTSUTAYA TVに切り替わっている。ただし、X8550H/X8500HシリーズはIMAX Enhancedには対応しない。

ほかにも、GYAO!、Amazonビデオ、niconico、dTV、スカパー! オンデマンド、ビデオマーケット、TSUTAYA TV、DAZN、Rakuten TV、FOD、TVerなどの各種動画配信サービスが楽しめる。高速CPUを採用することで、ネット動画アプリの起動、各種切替においてサクサク操作が可能になったとする。

KJ-49X8500Hのスタンド

インターフェイスは、HDMI×4(eARC対応)、コンポーネントビデオ入力×1、コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1(アナログ音声出力兼用)のほか、USB端子×3、LAN端子を装備。無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n。テレビ音声をワイヤレスヘッドフォンなどに伝送できるBluetooth送信機能も備える。

消費電力は65型が210W、55型が175W、49型が159W、43型が139W。

年間消費電力量は65型が181kWh/年、55型が164kWh/年、49型が147kWh/年、43型が134kWh/年。

スタンドを含む外形寸法/重量は、65型が145×31.2×90cm(幅×奥行き×高さ)/26.3kg、55型が123.1×31.2×77.6cm(同)/19.7kg、49型が109.8×27.9×69.9cm(同)/13.7kg、43型が96.5×26.4×62.4cm(同)/11.3kg。

KJ-65X8550Hの背面
KJ-49X8500Hの背面