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ソニー、43型約11万円からの4K液晶「X8000G」。スタンダード有機EL「A8G」も

ソニーは、4Kテレビの新製品としてエントリークラスの液晶モデル「BRAVIA X8000G」と、スタンダードクラスの有機ELモデル「A8G」を発表。5月25日より順次発売する。X8000Gは43/49/55/65型、A8Gは55/65型を用意。価格は全機種オープンプライスで、店頭予想価格は11万円(43型)から。どちらのシリーズも、BS4Kチューナーは搭載しない。

KJ-65X8000G

【BRAVIA X8000G】

・65型 4K液晶 「KJ-65X8000G」 店頭予想価格22万円前後 5月25日発売
・55型 4K液晶 「KJ-55X8000G」 同16万円前後 5月25日発売
・49型 4K液晶 「KJ-49X8000G」 同13万円前後 5月25日発売
・43型 4K液晶 「KJ-43X8000G」 同11万円前後 5月25日発売

【BRAVIA A8G】

・65型 4K有機EL 「KJ-65A8G」 店頭予想価格50万円前後 7月13日発売
・55型 4K有機EL 「KJ-55A8G」 同30万円前後 7月13日発売

KJ-65A8G

エントリー4K液晶テレビ「BRAVIA X8000G」

'18年6月に発売された「X7500F」シリーズの後継機。従来モデルからの主な変更点は、中上位シリーズに搭載されていた広色域「トリルミナスディスプレイ」の採用と、大型モデル(65型)の追加。“より低価格に、ソニーの4Kテレビ導入を検討するユーザー”をターゲットとしたエントリーモデルとなる。

KJ-65X8000G

4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを採用し、LEDバックライトはエッジ型。倍速駆動やLEDローカルディミングには対応しない。データベース型超解像により、2K/4K映像などを高品位に4K化する超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。HDR方式は「HDR10」と「HLG(ハイブリッドログガンマ)」をサポートする。3D信号は非対応。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×2で、USB HDD(別売)を接続して裏番組の録画が可能。

スピーカーはフルレンジ×2。出力は10W×2chで、デジタルアンプの「S-Master」を搭載。バーチャルサラウンド技術の「S-Forceフロントサラウンド」や、AACなどの圧縮音源を補間して高音質化する「DSEE」、声の音量だけをコントロールする「ボイスズーム」も備える。Dolby Atmos、センタースピーカーモードは非対応。

KJ-65X8000Gの背面

Android OS 8.0(Oreo)で、映像/音楽配信サービスや写真鑑賞やゲームアプリ、音声検索などが可能。スマートフォンからのコンテンツ操作が行なえる「Chromecast built-in」、付属のマイク内蔵リモコンに発話して音声操作を行なう「Google アシスタント built-in」、Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」などをサポートする。ソニールームリンク(DLNA)は、クライアント機能のみ。

リモコン(赤外線方式)には、Hulu、Netflix、U-NEXT、Abema TV、YouTubeがワンプッシュで起動できるダイレクトボタンを搭載。ほかにも、GYAO!、Amazonビデオ、Niconico、dTV、スカパー! オンデマンド、ビデオマーケット、TSUTAYA TV、DAZN、Rakuten TV、FODなどの動画配信サービスに対応し、アプリボタンから手軽にアクセスが可能。

赤外線式リモコン(RMF-TX400J)

入力端子はHDMI×4で、HDMI 2/3の2系統が4K/HDR機器との接続を推奨する18Gbpsに対応する。コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1(サブウーファ兼用)のほか、3系統のUSB端子、LAN端子を装備。無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n。

消費電力は65型が258W、55型が195W、49型が120W、43型が111W。年間消費電力量は65型が216kWh/年、55型が166kWh/年、49型が121kWh/年、43型が103kWh/年。

スタンドを含む外形寸法/重量は、65型が146.3×33.6×90.9cm(幅×奥行き×高さ)/22kg、55型が124.1×33.6×78.5cm(同)/17.2kg、49型が110.1×26×70.4cm(同)/12.4kg、43型が97×26×63cm(同)/10.2kg。

KJ-49X8000Gのスタンド

画面から音が鳴る4K有機EL「A8G」。2種類の設置が可能

'18年6月発売の「A8F」シリーズの後継機。高画質プロセッサー「X1 Extreme」の搭載やDolby Vision対応、画面から音が鳴る「アコースティックサーフェス」などの基本性能・機能を継承しながら、従来機より手頃な価格設定とした4K有機ELのスタンダードモデル。

KJ-65A8G

4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネルを採用。搭載する高画質プロセッサーは、上位グレードの「X1 Extreme」。超解像処理とノイズ低減のデータベースを組み合わせた“デュアルデータベース分析”、14bit相当の階調処理を行なう“Super Bit Mapping 4K HDR”、SDR映像をHDR相当に高コントラスト化する“HDRリマスター”といった高画質処理を可能としている。HDR方式はHDR10とHLGに加え、Dolby Visionにも対応する。3D信号は非対応。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×2で、USB HDD(別売)を接続して裏番組の録画が可能。

テレビの画面そのものを振動させて音を出力する「アコースティックサーフェイス」を搭載。背面のアクチュエーターは、前モデル(A8F)の4個から2個へ変更となり、2基のサブウーファーと合わせた総合出力は40W。

デジタルアンプのS-Masterやフロントサラウンド技術の「S-Force Surround」を採用。AACなどの圧縮音源を補間して高音質化する「DSEE」も搭載する。Dolby Atmos、センタースピーカーモードは非対応。

KJ-65A8Gの背面

Android OS 8.0(Oreo)で、映像/音楽配信サービスや写真鑑賞やゲームアプリ、音声検索などが可能。スマートフォンからのコンテンツ操作が行なえる「Chromecast built-in」、付属のマイク内蔵リモコンに発話して音声操作を行なう「Google アシスタント built-in」、Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」などをサポートする。ソニールームリンク(DLNA)は、クライアント機能のみ。

リモコン(赤外線式)には、Hulu、Netflix、U-NEXT、Abema TV、YouTubeがワンプッシュで起動できるダイレクトボタンを搭載。ほかにも、GYAO!、Amazonビデオ、Niconico、dTV、スカパー! オンデマンド、ビデオマーケット、TSUTAYA TV、DAZN、Rakuten TV、FODなどの動画配信サービスに対応し、アプリボタンから手軽にアクセスが可能。

赤外線式リモコン(RMF-TX400J)

スタンド向きを180度変えて取り付けることで、画面高を5cm上げられる“サウンドバースタイル”に対応。画面下部を邪魔することなく、サウンドバーが設置できるという。また首振り機構の新専用金具「SU-WL850」(3.5万円前後)を使って、壁掛け設置することもできる。最大スイーベル角度は65型で18度、55型で20度。壁からの最短距離は65型/55型で61mm。

画面高を5cm上げられる“サウンドバースタイル”

入力端子はHDMI×4で、HDMI 2/3の2系統が4K/HDR機器との接続を推奨する18Gbpsに対応する。コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1(サブウーファ兼用)のほか、3系統のUSB端子、LAN端子を装備。無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n。

消費電力は65型が479W、55型が368W。年間消費電力量は65型が237kWh/年、55型が199kWh/年。

スタンドを含む外形寸法/重量は、65型が145×29×85.4~90.4cm(幅×奥行き×高さ)/22.5kg、55型が122.9×29×73~78cm(同)/19.8kg。

KJ-65A8Gのスタンド
2019年春夏モデルの仕様の違い