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ユニバーサルイヤフォンをカスタムフィット化、Acoustuneシェル「ST1000」
2020年5月22日 11:00
アユートは、Acoustuneの既存ユニバーサル型イヤフォンをカスタムフィット化するシェル「ST1000」を発表。ユーザーが持っている、対象の既存イヤフォンを、ST1000を使ってカスタムフィットにアップグレードするサービスを、6月上旬より受注受付開始する。シェル本体の価格は、39,800円(税込)。カラーはカーマイン、ウルトラマリン、クリア、シトロン、ビリジアンの5種類を用意する。
ドライバーを格納する音響チャンバー部とハウジング部を分離させた同社イヤフォンのモジュラー構造を活かし、耳に装着する側のハウジング部分のみをカスタムフィット化させる製品。
イヤフォンのステムに挿し込むイヤーピースの延長ではなく、よりカスタムIEMに近いフィット感と重量バランスを実現。また独自のベントチューブを配置し、密閉化による振動版の動きの抑制を解消。適度な密閉性と音場の広がりが得られるという。
ST1000を使ってカスタムフィット化できる対象モデルは、HS1697TI、HS1677SS、HS1657CU、HS1695TI、HS1655CU、HS1670SS、HS1650CU、HS1551CU、HS1503AL、HS1501AL。
ユーザーは事前に耳型を採取。耳型とアップグレードする対象イヤフォンを、取扱店ST1000受付に送付/持ち込むと、メーカーにて耳型の3Dスキャン、モデリング、3Dプリンターによる成型、仕上げ調整を経て、約4週間ほどで完成。取扱店からユーザーへ納品される。取り外した内側のハウジングは、ユーザーに返却される。なお、ユニバーサルフィット状態に復帰させるサービスも、5,000円で受け付ける。
対象モデルをカスタムフィット化する際、内部配線をアップグレードできるオプションを用意。解像度の高さと聴きやすさを両立するプラチナ線(15,000円・税込)と、高域の煌びやかさを増し音の輪郭を際立たせる純銀線(10,000円・税込)から選ぶことができる。同オプションは、ST1000と同時購入時のみ申込みが可能。