ニュース
ウォークマンで、Amazon Music HDなどハイレゾストリーミングがハイレゾのまま再生可能に
2020年5月28日 13:00
ソニーは、ウォークマン「NW-ZX500」と「NW-A100」シリーズにおいて、Amazon Music HD、mora qualitasといったストリーミングサービスのハイレゾ音源を再生する際に、ハイレゾのまま再生できるようにするソフトウェアアップデートを28日に開始した。Wi-Fi、もしくは「Sony MusicCenterforPC」によるアップデートが可能。
Walkmanアプリ「W.MUSIC」で再生する際は、専用オーディオパスを使い384kHz/32bitまでの再生が可能だが、これまではこのアプリ以外を使った場合、48kHz/16bitにダウンコンバートされてしまっていた。
ソフトウェア・アップデートにより、Androidの設定画面に「ハイレゾストリーミングの使用」という項目が登場。同機能をONにして再起動すると、「W.MUSIC」以外のアプリでも、ハイレゾのまま再生が可能になる。ただし、データは全て192kHz/32bitでの再生となる。例えば96kHz/24bitなどのデータでも、192kHz/32bitに変換されて再生される。なお、その際にDSEE HXの補間処理をOFFにしておくと、DSEE HXの処理はかからない。DSEE HXをONにすると、補間処理を行ないながらの変換が可能。ハイレゾストリーミング機能は、ヘッドフォンの有線接続時のみ利用可能。
【お詫びと訂正】記事初出時、“192kHz/32bitに変換されて再生される。なお、その際にDSEE HXなどの補間処理は行なわない”と記載しておりましたが、強制的にDSEE HXがOFFになるわけではなく、DSEE HXの補間をしながらの変換処理も可能でした。お詫びして訂正します。(5月28日16時)
「W.MUSIC」アプリも進化。ユーザーから要望が多かったという3つの機能が追加された。1つはキーワード検索で、キーワードを入力すると、曲/アルバム/アーティストから該当するものを検索できる。
2点目は「お気に入り」、「ブックマーク」への入り口がわかりやすくなった。従来は「W.MUSIC」の再生画面を左にスワイプしないとお気に入り/ブックマーク画面が表示されなかったが、アプリのライブラリートップに「★お気に入り」と「ブックマーク」への入り口が追加された。
3点目はブックマークの使い勝手向上。ブックマークを最大999個まで新規で作成可能になった。さらに、右上のオプションマークからリストの名称変更、削除も可能に。本体メモリーと、microSD双方から登録曲を選べるようになった。
さらに、プリインストールアプリも追加。アプリ一覧画面に「Headphones Connect」と「mora qualitas」が追加され、ソニー製ヘッドフォンやストリーミングサービスとの連携が強化されている。
mora qualitas 30日間無料クーポンがもらえるキャンペーンも
ストリーミング対応のウォークマンであるNW-ZX500/NW-A100シリーズを購入し、製品登録をすると、mora qualitasの30日間無料クーポンを進呈するキャンペーンも実施する。
応募期間は5月28日13時～2021年3月31日23時59分まで。mora qualitas月額利用料1,980円の1カ月無料クーポンが進呈されるもので、5月27日までに製品登録した人は、メール配信でクーポンコードを送付。5月28日以降に製品登録した場合は、製品登録後、専用応募フォームから申し込む形となる。その際にはウォークマン同梱のチラシコードの入力が必要。
また、mora qualitasのプレイリストに、ウォークマン誕生から2019年までの毎年のヒットソングを集めたプレイリストが登場。
初回の公開プレイリストは以下の通り。
- WALKMAN music memories 1979 J-POP
- WALKMAN music memories 1979 OVERSEAS
- WALKMAN music memories 1980 J-POP
- WALKMAN music memories 1980 OVERSEAS