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ストリーミング対応ウォークマンが「DSEE Ultimate」対応

ストリーミング対応ウォークマン「NW-ZX500」シリーズ

ソニーは、発売中のストリーミング対応ウォークマン「NW-ZX500」と「NW-A100」の最新ファームウェア「Ver.3.00.07」を1日の13時に公開した。ハイレゾ音源以外のファイルを、ハイレゾ相当にアップスケーリングして再生する「DSEE Ultimate」に対応するほか、Bluetooth接続時にイコライザーなど音響効果を適用できるようになった。

ストリーミング対応ウォークマン「NW-A100」シリーズ

DSEE Ultimateはソニーの5Gスマートフォン「Xperia 1 II」に初めて搭載されたもの。これまでウォークマンに搭載されてきた独自の高音質化技術「DSEE HX」は、AI技術によってサンプリング周波数を拡張していたが、DSEE Ultimateではサンプリング周波数に加え、ビット深度も拡張する。これにより高音域に加え、微細な音の再現性も向上したという。

なお、DSEE Ultimateを使用できるのは、有線接続時かつ、プリインストールされている再生アプリ「W.ミュージック」利用時のみ。W.ミュージック以外のアプリでは従来のDSEE HXが機能する。

XperiaではBluetooth接続時もDSEE Ultimateを利用できるが、ウォークマンでは利用できず、ヘッドフォン側にDSEE HX、またはDSEE Extremeが搭載されている場合、同機能が動作する。

適用方法は、本体アップデート後にW.ミュージックで任意の楽曲を再生中、再生画面を上にスワイプ、もしくはホーム画面の音質設定アプリから「DSEE HX」設定画面を起動。「DSEE HX」のラジオボタンをオンにするとDSEE Ultimateが使える。設定画面の表記は「DSEE HX」のままだが、W.ミュージック再生時にはDSEE Ultimateが機能するとのこと。

今回のアップデートで適用できるようになったBluetooth接続時の音響効果は、ClearAudio+(NW-A100シリーズのみ)、イコライザー、ダイナミックノーマライザーの3種類。なお、Bluetooth接続時にソースダイレクトをオフにすると、音響効果によるクリップノイズ防止のため、音量レベルが6dB低下する。

そのほか、今回のアップデートではBluetooth接続時のボリュームステップが、従来の16段階から32段階へ拡張されたほか、W.ミュージックに関連検索機能が追加され、再生している楽曲のアルバムから収録曲を探す「アルバム関連検索」、再生楽曲のアーティストからアルバムを探す「アーティスト関連検索」のふたつの機能が追加される。

アップデートはWi-Fi経由、もしくはソニー製オーディオ機器の音楽管理・転送アプリケーション「Music Center for PC」から適用できる。