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骨伝導+ダイナミック+BA+静電型、4種ドライバ内蔵Unique Melody「MEST」
2020年5月27日 16:00
ミックスウェーブは、Unique Melodyの新製品として、骨伝導ドライバー、ダイナミック型、バランスドアーマチュア、静電型の4種類のドライバーを搭載し、空気振動と骨振動という2つの振動で音を届けるクワッドハイブリッド型イヤフォン「MEST(メスト)」を5月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は154,500円前後。
カーボンファイバーシェルに、ダイナミック型、バランスドアーマチュア(BA)、静電型に加え、初めて骨伝導ドライバーも搭載したユニークな製品。空気振動による「気導音」と骨を伝わる振動による「骨導音」の両方を使い音を届け、「全く新しいユニークなリスニング体験を生み出す」という。
各帯域の担当は、低域をダイナミック型×1、中高域をBA×2、高域をBA×2、超高域を静電型×2、振動を骨伝導×1が担当する。再生周波数帯域は20Hz~55kHz。入力感度は116dB SPL/mW。インピーダンスは16Ω。
骨伝導ドライバーは振動をフェイスプレートからシェルを伝って耳に届けるため、ドライバーの大きさや取り付ける位置など様々な課題があったという。何度も試行錯誤を繰り返し、外形が小さく軽量な多層圧電セラミックス骨伝導ドライバーに到達。このドライバーをMEST専用に設計されたフェイスプレートに配置することで、骨伝導ドライバーとフェイスプレートをより密着させ、ドライバーの振動を無駄なく届けられるという。
V3+シリーズに採用されたカーボンシェルを採用。複雑にデザインされたカーボンファイバーが光を乱反射し、見る角度によって異なる表情を見せるという。強度も通常のアクリル筐体より高く、軽量。カーボンファイバーを使ったシェルを作るのは非常に難しく、通常のアクリル筐体よりも製造に時間がかかるという。Unique Melodyでは、日々トレーニングを行ない経験を積んだスタッフが手作業で仕上げる。
新しく、金属製のエアフローチューブを設計し採用。エアフローチューブにより、イヤフォンを装着した状態でも耳道内に空気の流れができ、耳に入る空気圧を下げ、リスニング中にかかる耳への負担を軽減。チューブ内フィルターにより空気量をコントロールすることで、耳道内と外部の圧力のバランスをとることができ、心地のいい自然なサウンドを生み出すとする。
付属のオリジナルレザーケースは、韓国Dignis製。ケース内部には、持ち運び中にイヤフォンの本体同士が接触し、傷が付かないようなギミックが施されている。
ケーブルは着脱可能で、カスタム2pin端子を採用。入力端子はステレオミニで、ケーブル長は122cm。イヤーピースはシリコンタイプとフォームタイプが付属する。