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ソニーPCLのスタジオ、国内初「360 Reality Audio」制作に対応
2020年6月3日 08:45
ソニーPCLは、昨年12月に開設した“イマーシブサウンドスタジオ”において、国内の常設スタジオとして初めて、ソニーの提案する立体的な音場実現のための新フォーマット「360 Reality Audio」に対応したコンテンツの制作環境を整えた。
360 Reality Audioはオブジェクトベースの空間音響技術を使い、音に包まれる音楽体験を可能にするもの。対応するストリーミングサービスを通じて、ヘッドフォンやスピーカーで手軽に楽しめるのが特徴。
5月の時点ではAmazon Music HD、Deezer、nugs.net、TIDALが対応しているが、日本国内では現時点でAmazon Music HDと対応スピーカーであるEcho Studioでのみ再生が可能。
ソニーPCLの“イマーシブサウンドスタジオ“では、この360 Reality Audioを活用することで、「クリエイターの創造性を呼び起こすような音楽コンテンツ等の制作が可能になる」という。
「イマーシブサウンドスタジオ」主な機材リスト
【Control Surface】
・Avid Technology / Artist Mix(8ch Fader)
・JLCooper Electronics / MCS Panner
【DAW】
・Avid Technology / Pro Tools HDX with Ultimate (Ver,2019.12)+MTRX I/O
(MADI 64ch In/Out、AES 16ch In/Out、Analog 16ch Out)
【Speaker】
・JBL / LSR-32(Front-L、C、R)
・Procella Audio / P8(LW、RW、Lss.Rss、Lrs.Rrs、Ltf、Rtf、Ltr、Rtr)
・M&K / MPS-5310(LFE)
・Procella Audio / P15FP(LFE3、4)