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RME、「ADI-2 Pro FS R Black Edition」。Stay Home支援で4.2万円引き
2020年8月27日 21:00
シンタックスジャパンは、RME製リファレンス・クラスAD/DAコンバーター「ADI-2 Pro FS R Black Edition」を9月4日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24万円前後(税込)。また、実施中の「Stay Home」支援のセールを延長。「ADI-2 Pro FS R Black Edition」も対象となり、直販価格198,000(同)で購入できる。
最大サンプルレート768kHz、DSD 11.2MHzに対応。接続された端子に合わせて自動的に、AD/DAコンバーターやUSBインターフェイス、アナログ・プリアンプなどのモードを適切に切り換えて動作し、必要に応じてシチュエーションに合わせた詳細な設定調整にも対応する。
Black EditionではAK4493チップを搭載し、S/N比が117dBから120db(123dBA)に向上。歪みはフル・デジタル・レベルで-120dBに改善している。アナログXLR、RCA出力には2.5dBのヘッドルームが追加され、歪みのないサンプル間ピークの上限が+4dBFSにまで引き上げられる。また、ADI-2 DAC FSで採用されたマルチ・リモート・コントローラーが付属する。
入出力端子は、2系統のサーボ・バランス型(XLR/TRS)コンボ・アナログ入力、バランス(XLR)出力、およびアンバランス(TS)出力、2系統のExtreme Powerステレオ・ヘッドフォン出力、ADAT互換のオプティカルSPDIF入出力を搭載。同梱のブレイクアウト・ケーブルでコアキシャルSPDIF入出力(RCA)、AES/EBU入出力(XLR)も利用できる。
内部電源ステージと高精度レギュレーターはパフォーマンスを低下させない超低ノイズ設計。オペアンプ「SoundPlus」はすべての条件下で最高のSNR、最低のTHD、高いスルー・レートを実現し、アナログ回路全体は完全なシンメトリカル、バランス、DCカップリングで設計されているとする。コンデンサーは、アナログ入力ソケットでDCを保護し、音への影響を避けるために慎重に選択されているという。
クロックの問題を回避するサンプルレート・コンバーターを搭載し、AES/EBUもしくはSPDIF入力に対して切り替えて使用できる。SteadyClock FSにより内部クロック、外部クロックを問わず、1000兆分の1秒単位の精密なジッター抑制を行い、安定したクロックを保つとしている。
RMEのDIGICheck Spectral Analyzerをベースにしたバイクアッド(双二次)フィルターの「スペクトラル・アナライザー」を採用。ディスプレイでは本体やクロック情報、オーディオ信号の表示のほか、画面の明るさ/色合いの変更や、背景色を黒に変更するダーク・モード、LEDを全て自動消灯するオート・ダーク・モードなどの本体設定の操作が行なえる。
そのほか、4ステージのハードウェア入出力基準レベルの切り替え、DSPでの信号処理、クラス・コンプライアント互換のUSB接続、LR個別に設定可能な高品質5バンド・パラメトリックEQ、RME独自設計の調整可能なラウドネス機能、バウアー・バイノーラル理論に基づいた高音域のステレオ幅を5段階で調整可能なクロスフィード機能などを備えている。
また、8月31日までとしていた新型コロナウイルス感染拡大防止政策「Stay Home」の支援を目的としたセールを延長。ADI-2 DAC FS、ADI-2 DAC STUDIOに加えて「ADI-2 Pro FS R Black Edition」も対象商品となる。延長後の実施期間については2021年1月末に状況を判断して発表するとしている。